ハムスターと日本人(2)

やがて、皆が馴らされていく。
テレビはほとんど見ませんが、ご飯を食べるときだけ、録画しておいたNHKの朝ドラ等を鑑賞するのが毎日の習慣です。

2015年度の後期は、「あさが来た」という、幕末に生まれ、明治・大正にかけて、女性実業家として活躍した広岡浅子という女性をモデルにしたドラマが放送されています。

京都の商家に生まれた主人公あさと、その姉はつは、それぞれ、加野屋と山王寺屋という、大阪の由緒ある両替商のもとに嫁ぎます。

あさが嫁いだ加野屋は、新政府を支援し、新しい時代の変化に順応したがために生き残り、姉のはつが嫁いだ山王寺屋は、新政府の支援を断り、変化を受け入れなかったがために、倒産し没落していってしまいます。

二人の姉妹を通して、明治維新という新しい「システムとルール」の中での、勝ち組と負け組が対照的に描かれています。

TPP協定が発効すれば、明治維新に匹敵するか、それを超えるような大きな社会制度や国家体制の変化を、日本にもたらすことでしょう。

社会制度や国家体制が一新されれば、望むと望まざるとにかかわらず、私たちはその中で生活を組み立てていかなくてはなりません。

TPPという、新しい「システムとルール」をうまく活用して成功する勝ち組が登場すれば、それと同時にTPPに順応できない負け組も現れます。

勝ち組の成功事例を目の当たりにすれば、皆、同じやり方をまねようとするでしょうし、皆がそうすればそうするほど、TPPは既成事実として固定化されていきます。

そのような時代の推移の中、一体どれだけの人が、「TPP反対」と言い続けることができるか。

明治維新後に、攘夷思想がまたたくまに消滅していったように、TPP反対を唱える人も、やがていなくなることでしょう。

今期のNHKの朝ドラは、TPPがもたらす社会制度の変化に順応しないと、おちぶれてしまうぞというメッセージを、国民に刷り込んでいるようにも見えます。

(つづく)
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No title

TPPが発効した場合、勝ち残るのは極一握りの人間だけであり、大半の人間は数年内に生きていくのもやっと以下の奴隷同然の状況に追い込まれると思う。
特に危機意識もなく流れに身を任せるように漫然と生活してきた人間は路頭に迷ったり責任のなすり付け合いなどが元となる家族離散といった悲劇に遭うだろう。

加島屋

加野屋のモデルとなった加島屋が創業した大同生命保険、その社名の由来は「小異を捨てて大同につく」、キャッチコピーは「長くつづく会社が多い国は、いい国だと思う。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/大同生命保険
http://kajimaya-asako.daido-life.co.jp/column/07.html
うーん...

もう既に

ヤフコメを見ると、もう既にそうなってます。
TPPに反対している人に「政府のやることに
反対ばかり」などの批難など。
また、韓国政府がTPP加盟を検討の記事に
「韓国には無理」と、日本のTPP加盟が
まるで「優位」であるかのような感想が
寄せられています。
まあこれは、「韓国人を貶める為なら
何だっていいのだ」という発想なのかも
知れませんが。

いずれにせよ、日本人のこの変わり身の
早さや節操のなさは困りものだと私は
思います。

節操がなさ過ぎて、世界を股に掛ける
ような大きな構造や「建付」を作ったり、
そう言ったもの中で重要な位置を占める
ことには残念ながら日本は向きません。

考えてみて下さい。もし日本が世界帝国に
なった時に日本人の常套句である、
「嫌なら出てけ」が乱発されればきっと
その世界帝国は簡単に崩壊するでしょう。

節操のなさが困りものと書きましたが、
それが良くも悪くも日本なのです。
むしろそんな日本が先進国として、経済
大国として、または世界の警察として
リーダーの立場に立ちたいという自我が
強過ぎるのが問題なのです。

構造も「建付」も理念もない、
ただの面子の為の悪足掻きしか出来ない
のです。

一方で日本にはこういう悪足掻きを
制するのに良い言葉が幾つかあります。
例えば、「身の丈を知る」などです。

日本が日本であり続ける限りは
「節操のなさ」を「しなやかさ」に
変えなければいけないということです。

日本は良い国です。
「自分の分を弁える」限りは。

皆さんのご意見とは違うかも知れませんが。
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