ハムスターと日本人(1)
日本人と構造改革、その親和性。
思わず笑ってしまう、楽しい動画を紹介します。
「珍しいタイプの回し車にハシャぎすぎるハムスター」というタイトルの動画です。
ハムスターは、なぜ回し車が大好きなのでしょうか。
本当は、草の匂いや、土のぬくもりを感じながら、自然の原っぱをかけまわりたい衝動に駆られているからなのでしょう。
ハムスターにとっての「回し車」を、人間にとっての「システムやルール」になぞらえるなら、「珍しいタイプの回し車」にハシャぐハムスターの姿は、構造改革やTPPのような、「珍しいタイプのシステムやルール」にハシャぎがちな日本人の姿を彷彿とさせます。
ハムスターが、「回し車」の中をひたすら走ることしか考えないように、日本人も、所与の「システムやルール」の中で、いかに生き、いかに稼ぐかということしか考えようとしないからです。
「回し車」は決して、初めから自然にそこにあるものではなく、設計したり、製作したり、ケージの中に設置した人間が存在するのですが、ハムスターがその事実に注意をはらうことはありません。
同じように、日本人も、自らが、「システムやルール」の設計者になることには大きな関心をよせず、与えられたシステムやルールを批判することなく、その中をひた走ることばかりを考えがちです。
そうすることによって、与えられた「システムやルール」の既成事実化を促進し、強化することに加担してしまいます。
皮肉なことに、日本人の伝統的な生き方と、構造改革は、ある種の親和性をもっています。
ハムスターと、「回し車」が、親和性をもつように。
(つづく)
「珍しいタイプの回し車にハシャぎすぎるハムスター」というタイトルの動画です。
ハムスターは、なぜ回し車が大好きなのでしょうか。
本当は、草の匂いや、土のぬくもりを感じながら、自然の原っぱをかけまわりたい衝動に駆られているからなのでしょう。
ハムスターにとっての「回し車」を、人間にとっての「システムやルール」になぞらえるなら、「珍しいタイプの回し車」にハシャぐハムスターの姿は、構造改革やTPPのような、「珍しいタイプのシステムやルール」にハシャぎがちな日本人の姿を彷彿とさせます。
ハムスターが、「回し車」の中をひたすら走ることしか考えないように、日本人も、所与の「システムやルール」の中で、いかに生き、いかに稼ぐかということしか考えようとしないからです。
「回し車」は決して、初めから自然にそこにあるものではなく、設計したり、製作したり、ケージの中に設置した人間が存在するのですが、ハムスターがその事実に注意をはらうことはありません。
同じように、日本人も、自らが、「システムやルール」の設計者になることには大きな関心をよせず、与えられたシステムやルールを批判することなく、その中をひた走ることばかりを考えがちです。
そうすることによって、与えられた「システムやルール」の既成事実化を促進し、強化することに加担してしまいます。
皮肉なことに、日本人の伝統的な生き方と、構造改革は、ある種の親和性をもっています。
ハムスターと、「回し車」が、親和性をもつように。
(つづく)
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