「なぜ、こんなことになったのか」(3)

グローバリスト(似非右翼)は、日本国憲法が大嫌い。
「TPPによって、日本国民の主権が消滅する、日本が滅びる。」

と読者の不安を煽りながら、そもそも国民に「主権」なるものを保証した日本国憲法が、TPP条約の上位に立つという基本的な事実を語ろうとしない三橋貴明氏。

それはまるで、川で溺れる人間に向かって「足掻け、足掻け」と囃し立てながら、自分の足元に置かれている浮き輪を投げようとはしない傍観者のようです。

このように、憲法を軽視したり、無視したりするのは、三橋貴明氏一人だけではなく、「保守」を自称する人々の間に蔓延する共通の姿勢です。

たとえば、以前からTPPに諸手を挙げて賛成してきた櫻井よしこ氏は、憲法と国連憲章の関係について、次のように語っています。

「 国際法は憲法に勝るが世界の常識 集団的自衛権は憲法違反の大間違い 」

日本大学教授の百地章氏が6月26日の「言論テレビ」の番組で集団的自衛権および平和安全法制について大事なことを指摘した。民主党以下複数の野党が、多くの憲法学者の考え方を根拠として一連の法案を廃案にせよと政府に迫っているが、そもそも、批判論を展開している人々は国際法と憲法の関係を理解していないというのである。

  百地氏は、この最重要の点をきちんと理解しなければ、安倍政権が行おうとしている集団的自衛権の行使容認が違憲か合憲か、正しく判断することなどできないと指摘する。

「集団的自衛権が国内で問題になることはありません。国際間の権利で、国際法上の権利です。国際社会においては、各国の憲法よりも国際法が優位するというのが法学者の常識であり大前提です。

  そこで国連憲章51条を見れば、全ての国連加盟国に『固有の権利』として集団的自衛権を認めています。すなわち、国連加盟諸国は全て国際法上、集団的自衛権を有し、行使することができるのです。日本国憲法に、わが国には集団的自衛権があるとか行使できるとか書いていなくても、権利はあり、行使できるのです」

(出典: 櫻井よしこオフィシャルサイト 2015年7月11日)

国連憲章は、各国の集団的自衛権を「固有の権利」として認めている。

国連憲章は、日本国憲法よりも上位に立つ。

したがって、日本国憲法がどんなに否定しようとも、国連憲章によって、日本の集団的自衛権の行使は容認されるべきである。

という主張なのですが、

「グローバリズム(構造改革)の推進」と「日本国憲法の否定・無視・無効化」

この二つの立場は、どうやら、深い関係で結ばれているようです。

(つづく)
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株式会社 チャンネル桜 (14:35) http://nico.ms/sm27409250 #sm27409250

株式会社 チャンネル桜 2 (23:09) http://nico.ms/sm27409280 #sm27409280

No title

何年もTPPに反対していてこうも世論がびくとも動かないと気が滅入ってしまいます。
民主党政権時にTPP反対してたブロガーがわずか2年ほどで、安倍信者となりTPPを推進してる有様。
三橋さんは自民党議員に訴え内部から変えると言って、ひどくなる一方で何も変わらないじゃないかw
ミアシャイマーが国家の嘘の方法で恐怖の煽動があると言及してますが、
まぁそれはまさに中国脅威論が典型です。
ライバル国の恐怖を煽り国民の意識を一点に集中させて全体主義にもっていき騙すという古典的な手法です。
こうすることにより安保法制改正とTPPで中国包囲網構想というか妄想がいとも簡単に実行されるわけです。
そこで問題なのがそれに異議を唱える教養人であり(南スーダンの実情を言及する人たちなんてその典型的な例)、その連中は扱いにくく騙す成功率は極めて少ないので、
孤立させて自分の考えに疑いを持たせ、経歴に傷つくと心配させ、批判をやわらげさせたり、ある場合は手のひら変えさせて支持にまわさせるようにするようです。
名前は伏せますがとあるブロガーが雑誌SPAに掲載されたり認知され、意見を180度変えた実例からして(もともと根性なしで人格が歪んでいるところが大きいのですが)これとまったく同じことが行われていると思います。
KAZ●YAなんてその典型でしょう。
以前、TPPに反対していたのに、某経済評論家とかかわることとなり、書籍出版、講演会開催などしてそれなりの地位に達してから、なり意見が急転してただの中韓叩きして安倍を支持してる嘆かわしいユーチュバーになり下がってる有様です。
ツイッターで「竹中さんもがんばっているのですよ」なんて発言もその買収の現われでしょう。

No title

この記事読んで真っ先に浮かんだのが
憲法無効論の西田昌司だな
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