慰安婦問題の定式化
問題の論理的構造を定式化する。

慰安婦問題についての動画を作るのにこれだけ長い時間をいただいたのは、もしかすると、日本の歴史上、WJFプロジェクトが唯一にして初めてのことかもしれません。
それだけに強い使命感を感じながら取り組んできました。当然、生半可なものを出すわけにはいきません。土曜となく、日曜となく、昼となく、夜となく、慰安婦問題と向き合ってきました。
慰安婦問題がなぜ紛糾するのか。
それは、慰安婦問題について日本を糾弾する立場の人々も、日本を擁護する立場の人々も、個別的事例について論じることばかりにエネルギーが注がれ、慰安婦問題の全体の論理的な構造の定式化が十分になされてこなかったからだと考えています。
必要なのは、パズルの特定のピースを見せることではなく、パズル全体の絵柄を示すことです。
「性奴隷」と呼ばざるを得ないパズルのピースに対して、「高給取りの売春婦」と呼ばざるを得ないパズルのピースをぶつけ合わせるという方法では、慰安婦問題の全体像を世界の人たちに対して示すことはできません。
しかし、残念ながら、慰安婦問題の全体像の論理的に精緻で洗練された定式化はこれまで十分になされてきませんでした。
それこそが『慰安婦神話の脱神話化』という動画でWJFプロジェクトが現在試みていることです。
WJFプロジェクトがこの定式化に成功するならば、それは画期的なことではないかと考えています。
この定式化はシンプルであり、なるほどと膝を打つように分かりやすいものでなくてはなりません。
道なきところに道を作っているため、どうしても時間がかかってしまいます。
AllとSome、SomeとSomeの関係を解き明かす。慰安婦問題を論理的に定式化する鍵はここにあります。
第二部の完成は近い、近いと言ってみなさんをじらしていますが、完成は間近いのでお待ちください。
必ずや、これまでにない慰安婦動画をお見せします。
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