無人地帯にて

届かない正論
私には、基本的に昔の記事を読み返す習慣はない。

よしふるさんとか、他の方とかが、動画やブログでWJFプロジェクトの古い記事を取り上げてくださることがあり、そういう機会に、自分が書いた昔の記事を読み返すことがある。

たとえば、まつぼっくりさんが、ブログでWJFの随分昔の記事を取り上げてくださっていた。

そこでリンクが貼られていた「浅田真央選手を守れ(最終回)」という記事を読んでみると、次のようなことが書いてある。

なになに・・・

私たちは、縄文から繁茂しつづける一つの森です。

しかし、この森には、今大きな危機が迫っています。

TPP、道州制、移民、消費税増税・・・

森を根こそぎ枯らしてしまおうとする不正で邪悪な力が、今、加えられようとしています。

この危機の中で、森を守り続けるためには、私たちが、心の中に宿している「日本の根」を芽吹かせて、一本のまっすぐな樹木として成長させるしかない。

日本人が本当の意味で「日本人」として目覚め、再生し、立ち上がることによってしか、この困難を乗り越えることはできない。

この森の中で、ほかの木々に囲われ守られながらも、私たち一人一人が、一本の木として、自分の力で、大地に再びまっすぐに立たなくてはならない。

他国を憎悪したり、

他国の悪口を言い続けたり、

一人の政治家や一つの政党を狂信したりすることによっては、

縄文から続くこの森を、この危機の中、繁茂させ続けることはできないと思います。

(出典: WJFプロジェクト「浅田真央選手を守れ(最終回)」2013年2月12日)

2013年2月12日といえば、安倍政権が発足して一ヶ月半。

まだ保守界隈が、チャンネル桜のインチキ保守言論人たちにまるめこまれたまま、安倍政権はTPP交渉には参加しないだのと、消費税増税など絶対にしないだのという嘘八百を信じ込んでいた時期だ。

ところがWJFプロジェクトは、安倍政権がTPPや移民や消費税増税に踏み切ると断言した上で、日本人が進むべき道を的確に述べていた。

書いた本人ながら、なかなかいいことが書いてある。

WJFが未来人ではないかと、自分でも思わざるを得ない所以である。

こんな神がかったブログは他にはなかなか存在しないのだが、それにしてはブログの読者は少ない。

見掛け倒しの「愛国」に踊らされる人たちばかり。

いまだにチャンネル桜を支持したり、安倍晋三や櫻井よしこをほめそやしたりしている人たちを見ると、頭が痛くなる。

結局、二年前に発したWJFの警告は、わずかな人々には届いたかもしれないが、ほとんどの人々には今も理解されないままだ。

左翼の人々は、こちらが愛国心のようなものを片鱗でも見せようものなら、嫌悪感を示して寄り付かないし、右翼の人々も「WJFは偽装保守だ」というレッテルを信じ込んだまま寄り付かない。

右翼と左翼。

現在の日本人はいずれかの陣営に群がっていくばかりであり、その間に横たわる無人地帯には、縄文の森が繁茂するどころか、ぺんぺん草も生えず、すっかり砂漠化してしまった。

それは、「慰安婦神話の脱神話化」というかなりまともな動画が、同じ無人地帯で、右翼と左翼の両者から放置されている状況と重なる。

本当の日本は、右翼と左翼の間の、この無人地帯にこそ広がっているのだが。

正しい言葉が人々に届かないのは、もどかしいし、書いていても虚しい。

そして、はっきり告げなくてはならないことは、WJFプロジェクトが書いてきたような正論が多くの日本人に理解されないかぎり、残念ながら、この国には未来はないということだ。
*
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前人未到故の無人地帯

まだ方針も定まらず試運転中の拙ブログを取り上げて頂き、恐縮かつ光栄に思います。
また、記事のリンクの件や、ユーザーネーム「まつぼっくり」を伊語風に変更したこと等々、色々とご報告すべきところをしそびれており、申し訳ありません。
(因みに、記事を一つだけ引用させて頂くつもりだったのが、ついでにと読んだ関連記事も捨て難くなり、あれもこれもと止まらなくなってしまったり、本当に書かれた時期にも驚かされることが多々あります。)

さて本題に入りますと、以前「浅田真央選手を守れ」シリーズを安倍首相支持の浅田選手ファンに紹介したことがあったのですが、「何が書いてあるのか理解できないし、反安倍である人物の話は信用できない。韓国に文句を言うことの何がいけないのか!?」という幼稚な理由で却下されてしまったことがありました。
読解力がない上に偏見にまみれているのも問題ですが、この例だけでなく、相も変わらず「熟慮断行による、または洗練された戦略・戦術による根本的な問題解決」を真剣に模索することなしに、「行当りばったりのケンカ」や、それによってもたらされる「刺激や興奮」の虜になってしまっているだけの右翼が多いことを憂う中、WJFさんの以下の指摘を受け入れることが出来なかった小山エミさんを見て、左翼も左翼で似たようなものかもしれないとあらためて思い知らされました(結局、「ケンカをやめること」がイヤなんだなと)。

>両者を媒介し、止揚するような役割を果たさなくてはならないのであって、どちらかのサイドについて、他方を叩けばよいということではありません。

この記事における「無人地帯」というのは、時空を超えて存在する「本当の日本」、「本来の日本」、「日本人本来の居場所」であり、現在においては上記のような人達を含めた「日本人すべてが早急に還るべきところ」であると思います。

それなのに、日本の伝統だの日本人のアイデンティティだのなんだのを口うるさく説く右翼でさえ、それに気が付かないことに矛盾や怠慢を感じ、以前もこのように書かせて頂きました。

>WJFさんの動画には、徒に欧米を意識しそれに迎合しているわけではなく、一貫して日本人の真の素晴らしさを思い出させてくれるような、それこそ保守派の人が賞賛している先人と共通するようなエスプリが流れているのを私は感じています(それなのに左翼の反日工作員だの保守分断工作員だのと批判するとはこれ如何に)。

>最後に、WJFさんを工作員呼ばわりすることしか出来ない自称愛国者や保守派には「無門関第十四則・南泉斬猫」か、聖書のこの言葉を読ませたいと思います。
>「われ律法また預言者を毀つために来れりと思ふな。毀たんとて来らず、反つて成就せん為なり。ーマタイ傅 5・17」

更に言えば、彼等がWJFさんの言葉を受け取れない、理解できないのは、以下の記事に書かれているような感覚を知らないからなのかもしれません。

これまでありがとうございました
http://wondrousjapanforever.blog.fc2.com/blog-entry-739.html
「日本」とは何か
http://wondrousjapanforever.blog.fc2.com/blog-entry-762.html

ただ、表現を変えると、WJFプロジェクトの一連の理論や動画は、前述の「無人地帯から生まれ、発せられたもの」であると同時に、昨今の保守・右翼(左翼もか)言論界においては「前人未到の領域を切り開いたもの」であるとも言えるので、そこまで辿りつき、またその世界を感知・理解できる人が増えるのはこれからだと思います。

などと悠長なことを言っている場合でもないので、これについてもまた色々と考えなければなりませんが、今はひとまず、WJFさんの文章をお借りして、私の祈りの言葉とさせて頂きます。

浅田真央選手と建国記念日: WJFプロジェクト
http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-5189.html
>他国の悪口を言うことが、国を守ることではありません。
>特定の人物や政党を神格化し、狂信することが国を守ることではありません。
>憎悪や狂信ではなく、浅田選手のように、自分の心の中の深い「日本の根」から、本当の意味で国を愛し守る行動を起こす人々が、もっともっと現れますように。
>そして、どうか、この苦難を切り抜け、この森がいつまでも豊かに繁茂しますように。
>そう強く願います。

(他にも思うこと、書きたいことは山程あるのですが、取り急ぎ思いつくままに。)
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