「慰安婦神話の脱神話化」第三部の概要

「E-6ビザ」という名の在韓米軍用慰安婦制度。
「慰安婦神話の脱神話化」第三部「実際に何が起きるべきなのか」で取り上げるのは、Maria Höhnと、Seungsook Moonという二人の研究者による、"Over there: Living with the U.S. Military Empire from World War Two to the Present" (『向こう側で : 第二次世界大戦から現在に至る、アメリカ軍事帝国と生活を共にすることについて』) というタイトルの論文集です。





この論文集は、日本、韓国、ドイツに駐留する米軍のキャンプタウン周辺での米兵や現地の人々の暮らしを調査したものです。

とりわけ、この論文集に所収されている "Camptown Prostitution and the Imperial SOFA" (「キャンプタウンにおける売春と、帝国主義的な地位協定」)というタイトルの論文を取り上げます。

この論文によれば、21世紀に入っても、在韓米軍のキャンプタウン周辺では、「E-6ビザ」という、在韓米軍のために働く「エンターテイナー」を海外から調達するために韓国政府が設けた特別な入国制度を使って、就職詐欺や人身売買によって集められたフィリピンやロシアの女性たちが売春婦として働いていました。また、米軍や韓国政府による性病検査の強制など実質的な管理売春も行われていました。その後、マスコミに暴露されて、ゼロトレランス方式によって人身売買や売春は禁止されましたが、今度起きたのは、「エンターテイナー」の女性たちとの偽装結婚や遺棄、暴力といった問題でした。

韓国やアメリカが、半世紀以上前の日本軍の慰安婦制度を批判しながら、今世紀に入っても、在韓米軍用に、日本軍の慰安婦制度とほぼ同じ制度を設けており、しかも、その制度の中で、日本軍の慰安婦制度の中で発生したのと同じ、人身売買や就職詐欺という悲惨な事例が発生していた、という欺瞞が浮かび上がります。

「実際に何が起きるべきなのか」

答えは明白です。





第二部で述べたように、「いくつかの特殊な事例を一般化し、また一般的な問題を日本軍に固有の問題であるかのように特殊化」して、慰安婦問題を扱うのではなく、いつの時代、どのような場所においても起きうる、また実際に今も目の前で起きている普遍的な問題としてとらえ直し、目の前の悲劇の抑止に時間とエネルギーを用いることです。

日本軍の慰安婦制度と同じ制度を抱えながら、目の前で起きている女性の悲劇から目をそらして、半世紀以上前の日本の慰安婦制度ばかりを批判し続けることは、偽善です。

この動画は、下の新約聖書からの引用で始まります。

You hypocrite, first take the plank out of your own eye, and then you will see clearly to remove the speck from your brother's eye. (Matthew 7:5)

偽善者よ! まず自分の目から丸太を取り出しなさい。そうすればあなたは,はっきりと見えて,兄弟の目からちりを取り出すことができるだろう。(マタイ伝7章5節)

そして、同じ引用箇所からの次の言葉で、動画は締めくくられます。

"You hypocrite!"
「偽善者よ!」
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