「愛国詐欺」も「詐欺」の一つ
あらゆる詐欺防止に求められる対策。
先日、「安倍政権に関して糾されるべき三つの問題」という記事で、現在、糾されなければならない問題が三つあることを指摘しました。次の三点です。
実は、上の三点は、あらゆる種類の「詐欺」防止のために必要なことを列挙したにすぎません。順序は上下逆転しますが、一般に必要とされる「詐欺」対策は次の三点です。
安倍政権に支持を煽った「愛国詐欺」も、さまざまな種類の「詐欺」行為の一つに過ぎないのですから、一般的な詐欺対策が、「愛国詐欺」に適用されるのは当然のことです。
その一つ一つをあらためて詳しく見ていきましょう。
1. 騙されないように日頃から気をつけなくてはなりません
愛国詐欺の温床になりやすい二元的思考に、私たちは注意をはらわなくてはなりません。「自民党(善)」vs「民主党(悪)」「右翼(善)」vs「左翼(悪)」などの単純な善悪二元論に踊らされないように気をつけなくてはなりません。)
2. 常習的に人を騙す人間に日頃から注意を払わなければなりません
安倍政権に支持を煽った人々の言説に警戒しなくてはなりません。安倍が始めからグローバリストである程度のことが彼らにわからなかったはずはないのであり、彼らは明らかに、組織的・意図的にその事実の隠蔽を図っていたからです。彼らの一部が、表面的には立場を改めたように見えても、うかつに信じてはなりません。「安倍はネオリベではない」と彼らに語らしめた彼らの本質や、彼らをとりまく人脈、彼らの背後に働く力関係は全く変化していないからです。
3. 騙された場合には、被害を最小限に食い止めなければなりません
「保守」の人々が、「安倍救国政権」などと支持を煽った人々に騙された結果が、今の安倍政権下での惨状なわけですが、騙されてしまった以上は、被害を最小限に食い止めるように努力しなければなりません。安倍構造改革の目論みがすべて実現しないように、少しでも批判の声を強めなくてはなりません。しかし、その批判は、「1. 騙された自分に対する真摯な反省と自己修正」、「2. 騙した人々への糾弾」なしに行われても、売国勢力が準備する次の罠に容易く陥ってしまうことでしょう。売国勢力は、人々が安倍政権の新自由主義政策を批判するようになることぐらい、あらかじめ見越しているからです。
要約するならば、騙した人間がおり、騙された自分がいるのだという当たり前の事実に気づかないかぎりは、詐欺の被害を食い止めようもなく、その再発を予防しようもありません。
なにしろ、日本人が同じやり方でグローバリストたちに騙されたのは、今回が初めてではないのですから。
1. 安倍政権の新自由主義政策
2. 安倍政権への人々の妄信を生んだ大衆心理操作
3. 大衆心理操作の温床となった戦後の日本人の中に今も残存する「冷戦脳」と呼ぶべき冷戦構造的、二極的、二元的意識
実は、上の三点は、あらゆる種類の「詐欺」防止のために必要なことを列挙したにすぎません。順序は上下逆転しますが、一般に必要とされる「詐欺」対策は次の三点です。
1. 騙されないように日頃から気をつけなくてはなりません
2. 常習的に人を騙す人間に日頃から注意を払わなければなりません
3. 騙された場合には、被害を最小限に食い止めなければなりません
安倍政権に支持を煽った「愛国詐欺」も、さまざまな種類の「詐欺」行為の一つに過ぎないのですから、一般的な詐欺対策が、「愛国詐欺」に適用されるのは当然のことです。
その一つ一つをあらためて詳しく見ていきましょう。
1. 騙されないように日頃から気をつけなくてはなりません
愛国詐欺の温床になりやすい二元的思考に、私たちは注意をはらわなくてはなりません。「自民党(善)」vs「民主党(悪)」「右翼(善)」vs「左翼(悪)」などの単純な善悪二元論に踊らされないように気をつけなくてはなりません。)
2. 常習的に人を騙す人間に日頃から注意を払わなければなりません
安倍政権に支持を煽った人々の言説に警戒しなくてはなりません。安倍が始めからグローバリストである程度のことが彼らにわからなかったはずはないのであり、彼らは明らかに、組織的・意図的にその事実の隠蔽を図っていたからです。彼らの一部が、表面的には立場を改めたように見えても、うかつに信じてはなりません。「安倍はネオリベではない」と彼らに語らしめた彼らの本質や、彼らをとりまく人脈、彼らの背後に働く力関係は全く変化していないからです。
3. 騙された場合には、被害を最小限に食い止めなければなりません
「保守」の人々が、「安倍救国政権」などと支持を煽った人々に騙された結果が、今の安倍政権下での惨状なわけですが、騙されてしまった以上は、被害を最小限に食い止めるように努力しなければなりません。安倍構造改革の目論みがすべて実現しないように、少しでも批判の声を強めなくてはなりません。しかし、その批判は、「1. 騙された自分に対する真摯な反省と自己修正」、「2. 騙した人々への糾弾」なしに行われても、売国勢力が準備する次の罠に容易く陥ってしまうことでしょう。売国勢力は、人々が安倍政権の新自由主義政策を批判するようになることぐらい、あらかじめ見越しているからです。
要約するならば、騙した人間がおり、騙された自分がいるのだという当たり前の事実に気づかないかぎりは、詐欺の被害を食い止めようもなく、その再発を予防しようもありません。
なにしろ、日本人が同じやり方でグローバリストたちに騙されたのは、今回が初めてではないのですから。
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