ネトウヨ脳のまま安倍政権を叩く人々
冷戦脳を脱却しないかぎり、解決はない。
安倍政権のおかしさに気づいた人がたどるべき思考の道筋は、下のようなものであると思います。
安倍政権を批判する人たちはますます増えていますが、上記の思考のプロセスの1や2の段階に留まったまま、その先に進んでいかない人々がいます。
あくまでも「右翼VS左翼」という冷戦的なパラダイムから抜け出そうとせず、チャンネル桜界隈の言論人の影響下に留まり、既成の政党の中にいつまでも答えを探そうとし、「自民党以外に政権をゆだねられる政党はない」と言って自民党にしがみつきながら、安倍政権を批判する人々です。
本気で、グローバリズムや新自由主義の潮流と対峙しようとするならば、日本人の多くが、上記の思考プロセスの7の段階まで、たどり着かなくてはならないと思います。
1. 安倍政権による構造改革を目の当たりにする。
2. 安倍政権が「保守」でも「愛国」でもなかったことに気づく。
3. 「構造改革・実行政権」を支持するように、組織的な煽動が行われていたことに気がつく。
4. 煽動の一旦を担った、チャンネル桜や「保守」言論人に疑いの目を向ける。
5. 冷戦が終わって四半世紀が経つのに、「右翼VS左翼」という時代錯誤的な二項対立の枠組みの中で、「保守」というものを捉えていたことが誤りであったことに気づく。
6. ポスト冷戦時代に相応しい、グローバリズムと対峙しうる、新しい「保守」思想を、根底から再構築する必要性に気づく。
7. その「保守」思想の源流は、「右翼」や「左翼」に日本人が分裂するよりはるか以前の時代、縄文以来の日本人の歴史的歩みの総体の中に探さなければならないことに気づく。
安倍政権を批判する人たちはますます増えていますが、上記の思考のプロセスの1や2の段階に留まったまま、その先に進んでいかない人々がいます。
あくまでも「右翼VS左翼」という冷戦的なパラダイムから抜け出そうとせず、チャンネル桜界隈の言論人の影響下に留まり、既成の政党の中にいつまでも答えを探そうとし、「自民党以外に政権をゆだねられる政党はない」と言って自民党にしがみつきながら、安倍政権を批判する人々です。
本気で、グローバリズムや新自由主義の潮流と対峙しようとするならば、日本人の多くが、上記の思考プロセスの7の段階まで、たどり着かなくてはならないと思います。
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