国民を切り分ける装置としての慰安婦問題

二元的な問いの向こうに本来広がる、多元的な事実の世界に目を向ける。
「慰安婦は性奴隷だ」

と述べる事も、

「慰安婦は性奴隷ではない」

と述べる事も、

「慰安婦」と呼ばれた、生身の人間の集団に関する多様な事実からは、乖離しています。

しかし、国民は、

「慰安婦は性奴隷だ」

という全称命題を掲げる人々と、

「慰安婦は性奴隷ではない」

という全称命題を掲げる人々に、

二分されてきました。

慰安婦問題は、国民を二つに切り分ける装置として機能しているのです。

慰安婦問題は、また、誤報を行った朝日新聞ら「左派」を叩く事によって、自民党のような「右派」が正しいかのように見せかける装置としても役立っています。

慰安婦問題などの「歴史問題」は、「構造改革」を誘発する装置としても機能しています。

私たちは、

「慰安婦は性奴隷か、性奴隷ではないのか」
「慰安婦は売春婦なのか、性奴隷なのか」

という二元的な問いの向こうに、

「歴史問題」と「構造改革」
「右翼」と「左翼」

の間の振り子運動の向こうに、

元来広がっている、多様なあるがままの事実の世界に目を向けなくてはなりません。

事実の世界に回帰した上で、その白でも黒でも右でも左でもないなんでもない場所から、再び、あれかこれかという問いを問い直さなくてはなりません。

事実の世界に回帰することなく、事実から乖離した特定の命題や立場の中に閉じ込められたまま、いつまでも、互いを叩き合っていても、仕方がないのです。
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