多元的思考はえり好みをしない

世界のあらゆる陣営、あらゆる価値に対する、等しい距離感。
「左翼」を<悪>とし、「右翼」を<善>とする。
「社会主義」を<悪>とし、「自由主義」を<善>とする。
「自民党以外の政党」を<悪>とし、「自民党」を<善>とする。
「特ア」を<悪>とし、「アメリカ」を<善>とする。


戦後の日本人が植え付けられている、二元的思考は、えりごのみの思考です。

このようなえりごのみの思考を持てば、二分化された世界の片側陣営に傾斜していくことは自明のことです。

片側陣営に傾斜していけば、その枠組みの中に組み込まれ、日本の独立は毀損されます。

それが、現在、「戦後レジーム」の最後の画竜点睛として、安倍政権下で日本が直面している問題です。

TPPだの、道州制だの、移民受け入れだのによって、日本はグローバルな自由主義の秩序の中に完全に組み込まれようとしています。

ここから脱するためには、私たちは、二元的思考を脱する必要があります。

私がしつこく、三橋貴明の問題を取り上げているのは、そもそも、

「右翼」を<善>とし、「左翼」を<悪>とする。

こういう二元的、冷戦構造的、戦後レジーム的なパラダイムを保持したままで、どうやって、グローバリズムや新自由主義の問題に対峙するのかという本質的な問題を提起するためです。

私たちは、日本という国の独立を守るためには、世界のあらゆる陣営、あらゆる価値観に対して、等しい距離感を保つ姿勢をとりもどす必要があります。

そのために必要なのは、二元的な思考を払拭し、多元的な思考をとりもどすことです。

必要なのは、

「左翼」を<悪>とし、「右翼」を<善>とする。
「社会主義」を<悪>とし、「自由主義」を<善>とする。


パラダイムに、

「右翼」を<悪>とし、「左翼」を<善>とする。
「自由主義」を<悪>とし、「社会主義」を<善>とする。


パラダイムを置き換えることではなく、

「右翼」に対しても「左翼」に対しても、「自由主義」に対しても「社会主義」に対しても、ニュートラルな、等しい距離感をもってみなすようになることです。

多元的な思考とは、八百万の神をあがめてきた日本人が、伝統的に採用していた考え方です。

多元的な思考に立つ時、私たちは、世界のいかなる陣営にも等しい距離感を保つようになります。

そうすることで、世界の特定の陣営や特定の価値に傾斜していこうとする、戦後の日本が採り続けてきた姿勢を修正することができるようになります。

その結果、自由主義とグローバリズムへの過度の傾斜にブレーキをかけることができるようになります。

現在、切に求められている事は、日本人が戦後植え付けられた二元的思考を払拭し、多元的思考に立ち返ることです。
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ごもっとも!

まことにごもっともご主張と存じます。現在の日本人が陥っている閉塞状況を的確に言い表していると思います。ある観念と価値観を刷り込まれることにより、思考停止状態に陥ることを社会心理学では、マインド・コントロールされている、と表現するのだそうですが、日本人の多くがマインド・コントロールされているように思います。
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