慰安婦神話を解体するシンプルなやり方
卵の殻を割るように容易く。
慰安婦問題を海外の人々に分かりやすく伝えることはとても難しい課題だと繰り返し述べてきました。
しかし、慰安婦神話の構造をよく分析し、慰安婦問題に関する従来の反論の仕方のどこに問題点があるのかを論理的に検証してみると、実は思ったよりはるかに簡単に慰安婦神話を打破できる方法があるのだということが見えてきます。
慰安婦神話は、基本的には次の「全称命題」によって提示されています。
しかし、慰安婦神話の構造をよく分析し、慰安婦問題に関する従来の反論の仕方のどこに問題点があるのかを論理的に検証してみると、実は思ったよりはるかに簡単に慰安婦神話を打破できる方法があるのだということが見えてきます。
慰安婦神話は、基本的には次の「全称命題」によって提示されています。
「(全ての)慰安婦は性奴隷だ」
それに対して、従来の日本側からの反論も次の「全称命題」によって提示されてきました。
「(全ての)慰安婦は売春婦だ」
「全称命題」に対して、もう一つ別の「全称命題」をぶつけることによって反論が試みられてきたわけです。
ここに慰安婦問題に関する従来の日本側からの反論がうまくいかなかった点が隠されています。
というのは、
ここに慰安婦問題に関する従来の日本側からの反論がうまくいかなかった点が隠されています。
というのは、
「全てのカラスは黒い」
という「全称命題」を否定しようとするときに
「全てのカラスは白い」
という別の「全称命題」を提示する必要はないからです。
「全てのカラスは黒い」
という「全称命題」の否定は、
「黒いカラスもいれば白いカラスもいる」
という「存在命題」です。
アルビノの白いカラスを一羽でも反例として提示すれば「全てのカラスは黒い」という「全称命題」は簡単にくずれてしまいます。
慰安婦神話に当てはめれば、
アルビノの白いカラスを一羽でも反例として提示すれば「全てのカラスは黒い」という「全称命題」は簡単にくずれてしまいます。
慰安婦神話に当てはめれば、
「(全ての)慰安婦は性奴隷だ」
という「全称命題」の否定は、
「(全ての)慰安婦は売春婦だ」
という別の「全称命題」ではなく、
「慰安婦には、自分の意思に基づいて慰安婦になった女性と、自分の意志に反して慰安婦になった女性の両方が存在した」
という「存在命題」です。
先日、「慰安婦問題の真の争点」という記事でも述べましたが、この事実を認めることそのことによって、慰安婦神話の「全称命題」に大きな亀裂が入り、がらがらと音を立ててくずれることになります。
ところが「自分の意志に反して慰安婦とされた女性など存在したはずがない」と意固地になって、「(全ての)慰安婦は売春婦だ」という「全称命題」に固執することによって、慰安婦神話を打破することがかえってできなくなってしまうわけです。
日本人と韓国人が、「(全ての)慰安婦は性奴隷だ」、「(全ての)慰安婦は売春婦だ」という二つの鏡映しの「全称命題」をぶつけ合って、「対称性の構図」の中で激しい声闘を展開しても、そのことによって、慰安婦問題を国際社会に宣伝し、しかも「日本人は女性たちの悲劇を認めない」という誤解を蔓延させることには役に立っても、慰安婦神話を打ち崩すことはできません。


『慰安婦神話の脱神話化』第2部では、「全ての慰安婦」という全体集合を最終的に四つの集合に分割し、その四つの集合の相互関係を明らかにすることによって、
先日、「慰安婦問題の真の争点」という記事でも述べましたが、この事実を認めることそのことによって、慰安婦神話の「全称命題」に大きな亀裂が入り、がらがらと音を立ててくずれることになります。
ところが「自分の意志に反して慰安婦とされた女性など存在したはずがない」と意固地になって、「(全ての)慰安婦は売春婦だ」という「全称命題」に固執することによって、慰安婦神話を打破することがかえってできなくなってしまうわけです。
日本人と韓国人が、「(全ての)慰安婦は性奴隷だ」、「(全ての)慰安婦は売春婦だ」という二つの鏡映しの「全称命題」をぶつけ合って、「対称性の構図」の中で激しい声闘を展開しても、そのことによって、慰安婦問題を国際社会に宣伝し、しかも「日本人は女性たちの悲劇を認めない」という誤解を蔓延させることには役に立っても、慰安婦神話を打ち崩すことはできません。


『慰安婦神話の脱神話化』第2部では、「全ての慰安婦」という全体集合を最終的に四つの集合に分割し、その四つの集合の相互関係を明らかにすることによって、
「(全ての)慰安婦は性奴隷だ」
という「全称命題」を論理的・図式的に解体します。
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