繰り返される、過ち。
安倍晋三が、都知事選における舛添要一の支援を表明しました。
都知事選:安倍首相「舛添氏が社会福祉政策に精通」と強調
安倍晋三首相は17日、東京・内幸町の日本記者クラブであった新年互礼会であいさつし、次の東京都知事の資質について「何と言っても2020年東京五輪がある。この目標に向けて責任を持って事業を進めていくことができる人でないといけない」と語った。
首相は、オリンピック・パラリンピックに海外から障害を持った人が訪れることからバリアフリーの推進や高齢者施設の拡充、待機児童の問題など社会福祉政策が重点課題になるとの認識を示し、自公両党が支援する舛添要一元厚生労働相について「こういう分野に精通している」と強調。「都市間競争に打ち勝って日本の成長のエンジンにするという意味でも手腕が期待できる」と持ち上げた。
(出典: 毎日新聞 2014年1月17日)
自民党が舛添要一を支援することに対しては、「保守」の人々から大きな批判の声が上がっていますが、相変わらず、その批判は、舛添要一の支援を自ら表明した安倍晋三本人に向けられることはありません。
「安倍さんの真意は他にある。」
「公明党が悪い」
「石破茂のせいだ」
これまで何度も繰り返されてきた同じ光景です。
チャンネル桜界隈の自称「保守」の言論人たちが、保守・愛国の救世主であるかのようにさんざん持ち上げた男が、「朝鮮飲み」で水を飲み、外国人参政権を支持する男を支援する。
この事実から明らかなのは、安倍晋三という男は、結局、本当は「保守」の政治家などではなかったという単純な事実です。
にも関わらず、自称「保守」言論人たちは、自分たちの見立て違いを訂正もせず、舛添を支持する安倍晋三に批判の言葉を向けることもないまま、舛添の対立候補として、田母神俊雄という人物を新しい保守・愛国の救世主として担ぎだしています。
「私たちが衆院選・参院選で支持した安倍晋三は、実際には保守政治家などではありませんでした。私たちの見立て違いを謝罪し訂正します。しかし、今回私たちが支持する田母神俊雄氏こそは、真の保守政治家であります。」
と誤りを認めた上で新しい人物を支持するというのならば筋が通るのですが、田母神陣営は「我々は安倍首相の嫡流だ」と認識しており安倍政権を支持しているのだそうです。
舛添要一を支持する安倍晋三を支持しながら、安倍晋三が支持する舛添要一の対立候補として知事選を戦う。
そして、舛添要一をさんざん悪し様に批判する自称「保守」の人々が、舛添要一を支持する安倍晋三を支持する田母神俊雄を支持する。
このつじつまの合わないダブルバインド的な状況もまた、これまで何度も繰り返されてきた同じ光景です。
私たちが安倍政権の事例を通して学ばなければならないのは、保守っぽい政治家、私たちが様々な情報操作によって保守であるかのように信じ込まされる政治家が、本当に日本を保守する政治家であるとは限らないという事実です。
私たちが、国の未来を真に大切に思うならば、一度の失敗から真摯に学ばなければならないはずですが、思慮のない人々によって、同じ過ちは何度も繰り返されています。
(田母神俊雄が「真の保守」政治家ならば、なぜ例によって、韓国の反日カルトの主催する講演会に出席したりするのでしょうか。チャンネル桜界隈の「保守」言論人たちは、その理由を明確に語ってほしいと思います。
出典)
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昨日、期日前投票に行ってきました。
今回の都知事選挙について感じたこととして、
まず、田母神候補も水島選対本部長も、
主張内容は、他候補の政策金銭疑惑の言及はあっても
人格を攻撃することは極力避けていたように感じました。
(当たり前のことといえばそれまでですが)
にもかかわらず 私は宇都宮候補に一票をいれました。
それは先日、田母神候補を応援した百田尚樹氏が
他候補に対し無差別に屑呼ばわりしたからです。
この一言で田母神候補に対する思い入れが消えましたし、
水島さんが苦労して築き上げた何かが、崩れた様に感じました。
百田氏の一言は正に「痛恨の極み」です。
「パチンコ市場、20兆?
世界全体のカジノ市場の二倍?
なんじゃそりゃあ。
なんで政府はここまで放置してきた。
その上カジノ解禁?
ふざけんな、この糞安倍売国奴。」
パチンコやギャンブルに関しては、上記以上の深い考えはありません。
なるほど。
管理人様、ありがとうございます。
「カジノ解禁」の背後にも、そういう裏事情があったのですね。
元々ギャンブル嫌いの為、そういう背景については全く知りませんでした。
無知で質問してしまい、まことにすみませんでした。
安倍晋三は、パチンコ業界の独占的金儲けに鉄槌を下す意味で国が責任持って運営し、警察と連絡して犯罪を取り締まり、国庫に寄与する形で収益を挙げていく国営カジノではなく、
パチンコ業界の金儲けの手助けになるような形でカジノを解禁しようとしているのですね。
それは私の先ほど書いた「カジノ構想」とは、全く異次元の関係がない話という事になります。
「お台場カジノ」を言い出した石原慎太郎都知事(当時)の考えが、
・パチンコ業界の独占的収益体制の見直し(北朝鮮への送金ストップ)
・(都道府県警察が関与していれば)ギャンブルとそれに伴う犯罪を容易に取り締まる事ができる
・収益は都の財政好転に寄与する
などであったので、てっきりこれは「良い政策」なのかと思っていました。
「保守である」とは最初から思いませんでしたが。
(ギャンブルを積極的に、何の後ろめたさも感じずに推進する保守なんて、本来有り得ないですし、死ぬ前の三島由紀夫が石原慎太郎を批判しているので石原は保守ではないと昔から思っていましたし)
まぁ今の田母神を選挙応援している石原慎太郎が同じ価値観で居るのかも解りませんし、そもそも上記の考えが正しいのかどうかすらも私には解りませんが。
カジノ問題に限らず、パチンコ問題やギャンブル問題全般についてはどう考えるべきなのか、是非、管理人様のお考えを伺ってみたいところです。
TPPが日本解体に繋がるとか、
カジノ解禁がパチンコ業界解体どころか強化に繋がるとか、
安倍信者の多くも、その批判者たちの多くも「全く解っていない」のが今の日本の実態ではないでしょうか?
以前、仕事で立ち寄ったどっかの都市で「TPPを批判する」と題して左翼が集会を開いていたので立ち聞きしていたのですが、
「TPPは日本解体に繋がるから駄目だ」などという説明ではありませんでした。
「安倍がやってるから駄目だ」「自民党だから駄目だ」と言うに等しい説明でがっかりしました。
「完全自由貿易自体は正しい。今の日本には改めなければならない悪習が山のようにあることも確かである。TPPにも正しい面があることは確かである」
これでは、名前が「TPP」でなければ良いのですし、アメリカやその他の国と個別に自由貿易協定を結ぶのであれば文句ないとも言えます。
結局左翼は「日本を守るためにTPPに反対する」とは言えないのです。
元々日本を破壊して解体してグッチャグッチャにしてやりたいと願っていたのに、TPPでそれが達成できるとなれば自分たちの活動が全く無意味になります。
彼らがくだらない「左翼業界のメンツ」か何かにこだわって、心底日本の事なんて何も考えていない事がよく解りました。
カジノ問題でも同じで、左翼が北朝鮮に送金を続けるパチンコ業界を根本的な意味で批判するはずもないですから、彼らがカジノ解禁に反対していても、
「安倍晋三がやるのが反対」「自民党がやるのが反対」と言うだけの反対理由でしょう。
本来ならばパチンコ業界を批判し続けてきた保守言論界こそが、カジノ解禁に反対してその理由を説明すべきであるのに、彼らは、
「安倍ちゃんのやる事に間違いはない!」
の一言で、全然カジノ解禁問題について考察しない始末です。
一度、ちゃんとした「保守」の、カジノ論・ギャンブル論を拝読させていただきたいと思います。
2010年の世界のカジノの市場規模は、1,176億米ドル。当時のレート1ドル85円で計算すれば、約10兆円。
http://www.pwc.com/jp/ja/japan-news/2011/gamingoutlook-20111220.jhtml
2012年の日本のパチンコの参加人口は1110万人で、同年の市場規模は19兆660億円。約20兆円。(wikipediaより)
日本のパチンコの市場規模は、世界全体のカジノ市場の二倍です。
その巨大なパチンコマネーがどこに流れているか、コラッジョさんもご存知でしょう。
カジノ解禁の法案化を進める安倍政権の背後で手ぐすね引いているのは、安倍と密接な関係のあるパチンコ業界です。
日本は世界一のギャンブル大国です。
どうして日本をこれ以上ギャンブル漬けにして、「彼ら」に餌をやらなきゃならないのでしょうか。
管理人様に一つ質問があるのですが。
Twitterを読んで気になったので質問させてください。
カジノ構想についてなのですが、これは日本を害する「反日政策」なのでしょうか?
カジノを国営か都営とし、収益は全額国庫に入る仕組みとすれば、国の良い金儲けになると思うのですが。
『増税しまくって税収アップ』と言うよりは、よっぽど民の為になる良い政策じゃないですかね?
ギャンブルをやらない人間にとっては「関係のない話」ですし。
一応言っておきますが、私個人は賭博なんて大嫌いです。
人生の中で一度もパチンコも競輪・競馬も競艇もやった事ありませんし、宝くじすらも買った事はありません。
私は「不労所得」と言う物に大きな不快感を持っているのです。
しかし、全ての人間が私と同じだと考える程、私は世間知らずでもないし傲慢でもないつもりです。
世の中にギャンブルが好きで好きでたまらない人種が存在する以上、彼らを利用する意味でも、国家が巻き上げるカジノを作るのは良い事なのではないでしょうか?
ギャンブル嫌いの私に言わせれば、
「ギャンブルなんて非建設的なくだらない事の為に人生を無駄に費やしているようなヤツは、自分の財産を国家に貢ぐ形で国家に貢献しろ」
とさえ言いたくなります。
世間には、
「年金を全額パチンコで溶かして自殺した老婆」とか、
「生活保護費をパチンコに費やす屑」とか、
たくさん居るみたいですね。
こういう馬鹿が居るからこそ、国家の良い金儲けに使えると思うわけですが。
カジノ問題について、いつか管理人様に一文をものしていただきたいものです。
「舛添要一を支援して演説した安倍晋三は、黄色のネクタイをしめていた」
↓
「黄色とはユダヤ教では裏切りの色。つまり安倍ちゃんは本心では舛添を裏切り者だと非難しているに等しい!」
今日、こんな書き込みを見ました。
よくもここまで安倍晋三の行動を善意に善意に解釈できるものです。
即座に「ユダヤ教」がどうこうとか言い出してる時点で、この人は統一教会(勝共連合)の関係者じゃないですかね?
一応、統一教会はキリスト教のカルトって事になってるので、旧約聖書とかにも通じていますし……
でなかったら、「ユダヤ教では~」を語れる資格があるのは、「ユダヤ国際金融」の回し者とかじゃないですか?
(ユダヤ陰謀論のアホみたいな話ですけど)
案の定、安倍信者はこのアホみたいな書き込みにコロっと騙され、
「そうだったのか~やっぱり安倍ちゃんは本心では舛添なんて支持してないんだ!」
と納得するのですから、その馬鹿さ加減には付ける薬がありません。
保守系と言われているブログの大半では、タモ押しですね。
以前の私なら、迷わず、タモ氏を応援していたと思います。
Dr. N が意外に、まともなことを言っています。(あくまでも「意外に」www)
HPを見ても、左巻きではなさそうです。
素人ではありますが、しがらみもなさそうだし、彼でも良いかな・・・と。
しかし、お年を考えると、東京五輪の頃まで、元気で活躍してくれるか、心配です。
マスコミがヨイショする人は、ダメ、ということだけは分かりますが、判断するのに材料が足りないと感じます。選挙の前くらい、全ての候補者の政策・公約を丁寧にきちんと伝えてほしい。マスコミの余計なコメントは要らないから。
スマイル党のマック赤坂はどうでしょうか。
ありがとうございました。
構造改革に明確に反対しているのは、共産党の推す宇都宮氏ですね。
彼以外一人も居ないのが困ったものですが。
WJF様の姿勢に賛成します。
安倍政権の独裁・暴走・外圧頼みの改革推進にブレーキをかける最大の可能性は、(本人の病気を別にすれば)選挙にあります。
いままで日本がとってきた、多党制による間接民主主義は政局が混乱するリスクがあったり、世論により政策に「ぶれ」が生じる欠点がある一方、立場を異にする政治家が議論を重ねることにより、極端な政策の軌道修正ができる点がすぐれています。
しかし、昨今の日本は、残念ながら中国シンガポールのような官僚寡頭制や、アメリカ合衆国的なロビイストによるレントシーキングが横行する二大政党制に近づいているのが現状です。これは世論を気にせずエリートが意思決定を行うことで「効率的」で「大胆」な政策をとることを可能にするでしょう。
今、民主制が葬られ、グローバル企業が国境を越えて政治を動かす時代が到来しつつあります。
これをなんとしても止めることが、左右の枠を超えた最大の課題ではないでしょうか。
ところで、日本が二大政党制に近づき、政党の離合集散が相次ぎ、政党不信が蔓延したのは、小選挙区制の導入が大きく影響しています。その意味で、政治改革を主導した細川氏の責任は重いといわざるを得ません。
WJFプロジエクトには、いかなる状況であっても支持する特定の政党があるわけではありません。
絶対的な解となりうるある特定の政党が存在し、その政党が多数票を取りさえすれば日本の問題が解決するという状況にはないからです。
右派政権が誕生して誤った政策を行えば、右派政権を叩きます。
左派政権が誕生して誤った政策を行えば、左派政権を叩きます。
車のハンドルを切るように、政治が右に大きく傾斜いていけば、左にひきもどそうとしますし、左に大きく傾斜していけば、右に引き戻そうとするでしょう。
参院戦のとき、安倍の壊国的な政策にブレーキをかけるために、私たちはあえて衆参のねじれを維持せよと呼びかけました。そのためには、左派政党への投票もためらってはならないと訴えました。
都知事選でも同じです。
都知事選の表には現れない最も大きな争点は、経済特区を推進する安倍政権の構造改革を支持するか、支持しないかです。
安倍政権は絶対的な力を握ってしまっています。舛添であれ、田母神であれ、安倍関係の候補者が勝利して、安倍政権の推し進める構造改革が信任をえる事態はさけなくてはなりません。
構造改革に是というか、非というかが、最も大きな争点と考えていますので、安倍政権と対峙しうる立場の候補者であれば、どの立場の候補者でもかまわないと思います。
自民党を除名された人物を平気で支援すること自体、おかしな話です。
政府の進めたい特区などに積極的な人物であれば、そんなことはどうでもいいのでしょう。
細川候補、枡添候補、田母神候補いずれにいれても、現安倍政権が進めようとしてる特区に積極的であり、グローバリズム、新自由主義、構造改革の路線になってしまうと思います。
小泉は表向き原発面で安倍と対立している様子ですが、本当にそうなのでしょうか。私はそうは思いません。
現在の日本に格差社会を作って、アメリカ様に言われるままグローバル資本に国を売り渡したのは、ほかならぬ小泉です。
そして、その後継者が安倍であり、小泉政権よりパワーアップして、TPPで、TPPがとん挫しても国家戦略特区で、日本を守っている規制を緩和して、庶民を見殺しにして1パーセントの大企業や外資の利益になるだけのことをしようとしています。
また、安倍は、女性の社会進出といった批判しにくい綺麗ごとを並べていますが、女性に社会に進出させる代わりに、外国人家政婦を招き入れようとしている魂胆が透けて見えます。
すなわち、移民政策の第一歩です。
外国人労働受け入れもそれと同じです。
どこまでも国をオープンにして、日本が日本でなくなってしまうでしょう。
東京は全国の1割ほどの人口がありますし、日本の中心ですから、都政は全国に波及します。
一度、壊れた規制はそう簡単に戻りませんし、移民を一旦受け入れたら、もう元には戻らないと思います。
この安倍政権の流れに対抗できる候補は、宇都宮氏しかいないのではないでしょうか(私は共産党支持ではありません)。
宇都宮氏を落とすために、票を割るために、反原発と訴えている細川氏を担いだのではないかとさえ思います。
この都知事選挙、しっかりとよく考えて投票しなければ、安倍政権をさらにパワーアップさせることになってしまいます。
管理人様は、東京都知事選では誰を支持しますか?
安倍内閣の政治姿勢にノーを突きつける絶好の機会です。
安倍の自民党と公明党が支持する舛添は論外だとしても、
田母神氏は歴史認識については大きく間違っていませんし、TPPにも反対、アメリカを信用できない国として、核武装も視野に入れた自主防衛を主張しております。
しかしながら「原発再稼働には賛成」の上、管理人様が指摘される通り「安倍路線の嫡流」を自称しています。
一方の社民党や共産党の推戴する宇都宮氏は、TPPに反対、原発にも反対、アメリカにも反対、安倍内閣にも反対しているのですが、「安倍批判」の論点が管理人様の批判する部分と著しくずれています。
「憲法を守る」「安倍内閣が推し進める日本軍国化」なんて物言いは到底納得できませんし、彼らの歴史観では日本の過去は全て侵略で悪です。
これまた、とてもじゃないけど支持できません。
小林よしのり氏は「脱原発」を旗印に立ち上がった細川護煕氏に期待しているようですが、
細川氏のバックには”あの”小泉純一郎が居ます。
日本で構造改革などというアメリカ化を推し進めた張本人が居るわけです。
「脱原発」は成っても、TPPには異常にのめり込んでいく危惧が拭い去れません。
誰も彼も『帯に短し、襷に長し』で困っているのですが、管理人様は誰を推しますか?