WJFプロジェクトの第二章

すばらしき日本よ、永遠なれ。
「WJFプロジェクト」という名称は、かつて使用していたYouTubeのアカウント名 "WondrousJapanForever" に由来します。"May Wondrous Japan Last Forever" という英文の略とみなすならば、この文字列は「すばらしき日本よ、永遠なれ」という意味になります。

一番最初にYouTubeでアカウントを作ったのが2008年の秋。本格的にYouTubeを始めたのは2009年の春のことです。当時はまだ中国当局が中国国内からのYouTubeへのアクセスを遮断しておらず、中国人や韓国人による日本の悪口がYouTubeのコメント欄にあふれており、英語で日本を弁護してやろうと思ったのがYouTubeを始めたきっかけでした。

本格的にYouTubeをはじめた時の最初のアカウント名は "WonderfulJapan2009" か何かだったと記憶しています。深く考えることもなく何気なくつけた名前でした。中国人や韓国人と激しい論戦を展開する中でコメントを通報されてアカウントが何度か停止されてしまい、アカウントを作り直すために "Wonderful" の代わりに "Wondrous" という単語を使わざるをえなくなり、そのうち"WondrousJapan2010" のように年号の部分を入れ替えたなりすましが現れたため、これを防ぐために "Forever" という単語を使うようになった結果生まれたのが、 "WondrousJapanForever" というアカウント名でした。自然のなりゆきで偶然生まれた名前ですが、同時に「すばらしき日本よ、永遠なれ」という願いがここに込められていたことは言うまでもありません。このアカウントも2011年の6月に韓国人の攻撃にあって消失しました。"WondrousJapanForever" というアカウント名には、このようなささやかな戦いの軌跡が刻まれています。

中国や韓国の人々と論戦する上で、同じ事を繰り返し説明するのが面倒になったため、やがて証拠を提示した英語の動画を作るようになりました。特に2011年に、パリで毎年開催されているJapan Expoに韓国の偽剣道団体が出場する問題に対処しようと多言語で作った動画「ジャパン・エキスポ2011での偽サムライと偽剣道」や、韓国が、"Japan Expo"に対抗して、パリで開催し始めた「コリアン・コネクション」というイベントで、日本文化を自国の文化であるかのように披瀝した問題を批判するために作った「『危機に瀕する日本』日韓紛争概説第一巻: 文化略奪と歴史歪曲に関する一考察」という動画が多くの人々の注目を集めるようになり、動画制作の依頼が殺到するようになりました。そのため「WJFプロジェクト」を立ち上げて、みなさんからご寄付を募るようになったのが2011年の8月。WJFプロジェクトの動画は、その後、韓国の新聞やニュースで取り上げられたり、日本のテレビ局で放送されたり、アメリカの新聞に掲載された慰安婦問題に関する意見広告に使用されたりするようになりました。

しかし、これまで一番うれしかった成果は、大きなメディアに取り上げられることよりも、動画を見た海外の人たちから、コメント欄やプライベートメッセージを通していただく次のようなメッセージでした。



「あなたは私の目を開いてくれました。あなたの動画を見る前まで、わたしは韓国人慰安婦の出来事は本当だと思っていました。私は日本が韓国に対して行った良いことについて何も知りませんでした。しばらく前、私はある日本の長官が(安倍首相のことでしょうか)が「慰安婦は実際には売春婦だった」と述べたのを聞きました。私は笑い、日本は彼らの戦争犯罪を認めるべきだと他の人たちと話し合ったことがありました。

わたしはその全てのことについて申し訳なく感じています。

私はアニメや桜や忍者や戦国武将、特に織田一族がすきで、美しい着物も大好きです(日本のエキスポで本当にかわいらしい着物を見たことがあります)。そして当時日本が韓国人をどれだけ助けたかを知った後は、私はこれまで以上に日本のファンになりました。

私の目を開いてくれてありがとう。そしてもう一度、これまで慰安婦の出来事を信じてきたこと、また過去にこの問題に関してたくさん批判してきたことを謝ります。」


日本を壊す「保守」への懐疑。
このように、「特亜」と揶揄される国々の人たちとの対峙からはじまったWJFプロジェクトでしたが、歴史問題や領土問題に関する中国や韓国の主張と向き合う中で、共闘している仲間であるはずの、日本の「保守」を名乗る人々の行動に強い違和感を感じるようになりました。

私が感じた「違和感」とは、簡単に言えば、「保守」を自称する人々の行動が、日本の国益や名誉を「保守」するどころか、逆にそこねているのではないかという疑念に由来するものでした。

きっかけとなったのが、2012年の春、アメリカ、ホワイトハウスのホームページの請願システムを利用して、韓国人たちが「日本海は東海と呼ばれるべきである」という署名活動を行った直後に、これに対抗して、「保守」を自称する人々が「日本海は日本海と呼ばれ続けるべきである」という署名合戦を展開し、韓国人と鏡映しのような行動をとりはじめた出来事でした。この直前にアメリカ政府は、韓国の主張を受け入れず、「日本海」の単独呼称を支持することを公式に発表していましたので、このような署名活動を立ち上げて日本の側からも騒動を大きくする必要はまったくなかったはずですが、片山さつき議員をはじめとする自民党の議員たちまでもがこの署名活動を熱心に煽っていました。私は、韓国と同じ土俵の上で拮抗した争いを展開し火に油を注ぐことは、長期的には、国際世論を「日本海・東海」の併記という対称性をもつ「平和的解決」へ傾斜させることになる。その結果、かえって韓国が期待している事態をまねく可能性すらあることを警告し、有害無益な署名活動を煽る片山さつき議員らを強く批判しました。この批判には、日本という独立国の国民が、アメリカ大統領という他国の元首に訴えることによって問題解決を図ろうとする、「親米保守」と呼ばれる「保守」の惰弱な誇りなき姿勢に対する怒りも含まれていました。こうして、私は、多くの「保守」を自称する人々と対立するようになりました。

問題は、日本人にアメリカに傾斜する姿勢を刷り込んだり、自民党の議員たちが嫌韓の人々と共闘するふりをしてその支持を取り込んだりする以外には、何の具体的な成果も生まないのに、その後も執拗に繰り返されていったホワイトハウスへの意味のない署名運動だけではありません。YouTubeの動画のコメント欄に差別的なコメントをわざわざ英語で書き込んで日本に対する誤解をばらまいて歩いている人々。慰安婦問題に関して稚拙な言動をとってわざわざ国際社会の注目を浴びる「保守」の国会議員たち。靖国神社で自分たちを批判してきたカナダ人を恫喝しながら執拗に追っかけ回す動画をYouTubeに公開するチャンネル桜。そして、彼らのその動画が、韓国人によって英語の字幕をつけて世界中にばらまかれ、靖国神社を参拝する日本人の印象を貶めるために利用されているという事実。

このような事実をまざまざと見せつけられる中で、私は、日本の「保守」を自称する人たちが、実は、日本を「保守」するどころか、かえって「破壊」しているのではないかという疑念を抱かずにはいられないようになっていきました。この疑念が確信に変わったのは、2012年の末に衆議院選挙が行われ、自民党が大勝して安倍政権が誕生したときでした。

安倍政権、そしてグローバリズムとの対峙。
私は、民主党政権を支持していませんでしたので、自民党の積極的な支持者ではありませんでしたが、自民党への政権交代そのものは歓迎していました。しかし、安倍晋三への支持を不自然なほどに煽る「保守」の人々の熱狂的な呼びかけは、衆議院選前より冷めた目で見ていました。

しかし、安倍政権が始動してまもなく、様々な事実を総合的に判断し推論した結果、安倍政権は「日本を取り戻す」という表向きのスローガンとは裏腹に、日本を売り渡し、グローバリズムを推進しようとする危険な政権であるという確信をはっきりと抱くようになりました。その確信に基づいて2013年の元旦に、「2013年は日本が日本であり続けるのか、日本であることをやめてしまうのかの分岐点になる」と、旧ブログ上でみなさんに警告を発し、安倍晋三によるTPP交渉参加表明を予告しました。この私の警告の正しさは、その後の安倍政権の行動によって着々と証明されていきました。私は、また、「保守」を名乗る人々が、この過激なグローバリストの政権を、あたかも「保守・愛国」の権化であるかのごとく偽装したカラクリについて、さまざまな観点から分析し考察を行いました。安倍政権の売国的な本質が明らかになった後も、ひたすら「特亜」を叩くことに人々の関心をそらし、TPPや道州制などの安倍構造改革の危険性をまったく取り上げないほとんどの「保守」を自称するブログの中で、安倍政権やグローバリズムの危険性を警告し批判する異端的な「保守」ブログとして戦うことに、参院選までの2013年の前半は明け暮れました。

Wondrous Japan Forever!
すばらしき日本よ、永遠なれ!


私が偶然のなりゆきから掲げることになった、このテーゼを、本当の意味で実現するための、新しい課題が浮き彫りになった半年間でした。

「すばらしき日本」を守り抜く、重大な局面。
そして現在。半年間の必死な訴えもむなしく、2013年7月の参院選に自民党は勝利し、衆参のねじれは解消され、私たちの日本国は、危機的な局面を迎えています。TPPや道州制、電力や水道の自由化、アベノミクス特区、移民政策の推進、解雇やサービス残業の自由化、消費税増税、児童ポルノ法の改悪といった、様々な壊国的・売国的な政策が実行に移されていくことでしょう。日本が重大な状況を迎えたこの時を機会に、WJFプロジェクトは、ブログを移転し、その第二章をスタートさせることにしました。WJFプロジェクトの第二章においては、引き続き「歴史問題」や「グローバリズム」の問題に我慢強く取り組む一方で、「保守」と呼ばれる勢力を根底から再定義し、再編したいと願っています。

右や左の片方にしか曲がれない自動車が欠陥品であるように、右か左かのどちらかにしか進む事のできない政治は、やはり欠陥があると言わざるを得ません。「自由主義」や「社会主義」という外来のイデオロギーで規定することのできない独自の国柄をもつ日本を「保守」していくために必要なのは、「自由主義」か「社会主義」かのいずれかの方向のみを恒常的な正義と信じて一辺倒に傾斜していく政治ではありません。私たちに必要なのは、まっすぐ前に進む政治であり、そのためには、時や場面に応じて右にも左にも柔軟に曲がることのできるハンドルを備えていなくてはなりません。私たちは「右翼」や「左翼」という冷戦的パラダイムを超えて、「すばらしい日本」を本当の意味で「保守」できる新しい勢力を生み出していかなくてはなりません。それができないとしたら、私たちの国に未来はありません。

WJFプロジェクトは、「歴史問題」と「グローバリズム」という、根底においては連続した二つの課題を総合的に克服しながら、20年前にすでに終結した冷戦構造の中で、二つに分岐したまま現在に至っている日本人を、ふたたびひとつに有機的にまとめあげ結束させていくこと、日本の根っこからまっすぐに生えた政治を作り出していくこと、そのことにわずかでも貢献したいと願っています。引き続き、日本を愛しつつも、日本の現状を憂えずにおられないみなさんの、厚いご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

プロジェクトの立ち上げ2周年にあたる2013年8月に記す、WJF拝
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WJFプロジェクトは、日本の主権、伝統、国柄を守る保守的な観点から、安倍政権が推し進めるTPP参加、構造改革、規制緩和、憲法改正、安保法制、移民受入などのグローバル化政策に反対しています。
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