なぜ人々は騙されたのか(1)
なぜ黒いものが白く見えたのか。
未来の歴史の教科書に、今の時代は次のように記述されるかもしれません。
21世紀初頭、日本の長い歴史に幕を閉じる役割を担った安倍晋三という政治家を、日本人がこぞって救世主のように神格化し、崇拝するという奇怪な社会現象が発生した。「安倍さんを信じよう」が流行り言葉となり、この政治家に対する批判は一切封じられ、批判者には「反日」の烙印が押された。日本の国家解体は迅速に進められていったが、このような危機的な状況下でも、日本人は、安倍晋三の真意は他にあると信じ続けた。終末を自ら招いた日本人の姿は、あたかも集団で海に身を投じるレミングのようであった。
なぜ人々はこぞって、安倍晋三というグローバリストを「愛国政治家」であると誤解したのでしょうか。
なぜ人々はこぞって、安倍晋三という、間違いなく日本の歴史に名を刻むであろう超弩級の国家破壊者を、「救国政治家」であると誤認したのでしょうか。
なぜこのようなマンガのような出来事が現実に起きてしまったのか。
そのカラクリを、WJFプロジェクトは、これまでも様々な角度から考察し説明してきました。
もしかすると当ブログは、日本の、いや世界の歴史に刻まれるであろうこの奇怪な社会現象を、その渦中の外側から、リアルタイムで観察し、分析し、網羅的に記述した一つの貴重な歴史資料として後世の歴史家に参照されることになるかもしれません。
なぜ日本人は騙されたのか。
この問題は、今後、歴史学者によっても、社会学者によっても、心理学者によっても、幅広く研究されていくことと思いますが、WJFプロジェクトはこれからも引き続き、この問題を深く掘り下げていきたいと考えています。
また、この問題を考察することによって、私たち日本人の中のどこに病根があったのか、日本人はどうやってその病根を根治していくべきなのか、日本人はこれからどういうあり方を深めていくべきなのか、日本人はどういう方向に向かって進んでいくべきなのか、日本人はどうやってこの国を救っていくべきなのかという、かなり本質的な問題もあわせて論じていきたいと思います。
騙されたと自覚されている方たちには、反省の一つの材料にしていただければと思います。
そもそも、安倍晋三が新自由主義者であり、構造改革推進論者であり、グローバリストであるという事実は、
「カラスは黒い」
というぐらい明々白々の事実でした。
この単純な事実を認識するのには、何の高度な専門知識も不必要でした。
なにしろ、安倍晋三自身が自分の口で以前から一貫してそう語っていましたし、安倍自民党が昨年の衆院選に際して掲げた選挙公約の中に道州制という究極のグローバル化政策が始めからはっきりと掲げられていました。ですから、安倍政権が向かう方向を誤解する余地は最初からまったくなかったはずです。
にもかかわらず、なぜ、このグローバリストの政権を、人々がそろいもそろって「安倍救国政権」と誤解するなどという不思議な現象が起きたのでしょうか。
しかも、その誤解が、なぜ10ヶ月も払拭されなかったのでしょうか。
この問題を改めて考察し、多角的に論じていきたいと思います。
今回は、一つの問題を提起するにとどめておきたいと思いますが、みなさんは、黒いカラスを人々がそろって「白い」とみなすという不思議な現象が起きるのには、どんな条件が必要であるとお考えになりますか?
通常、黒いカラスは、誰の目にも黒く見えるものです。
しかし、黒いものを指差して、人々がそろって「白い」と言い始めるときには、何か通常とは異なる、異常な条件下に人々が置かれていることを意味しています。
どのような異常な条件がそろえば、そのような現象が発生するのでしょうか。
みなさんもぜひ考えてみてください。
なぜ人々はこぞって、安倍晋三という、間違いなく日本の歴史に名を刻むであろう超弩級の国家破壊者を、「救国政治家」であると誤認したのでしょうか。
なぜこのようなマンガのような出来事が現実に起きてしまったのか。
そのカラクリを、WJFプロジェクトは、これまでも様々な角度から考察し説明してきました。
もしかすると当ブログは、日本の、いや世界の歴史に刻まれるであろうこの奇怪な社会現象を、その渦中の外側から、リアルタイムで観察し、分析し、網羅的に記述した一つの貴重な歴史資料として後世の歴史家に参照されることになるかもしれません。
なぜ日本人は騙されたのか。
この問題は、今後、歴史学者によっても、社会学者によっても、心理学者によっても、幅広く研究されていくことと思いますが、WJFプロジェクトはこれからも引き続き、この問題を深く掘り下げていきたいと考えています。
また、この問題を考察することによって、私たち日本人の中のどこに病根があったのか、日本人はどうやってその病根を根治していくべきなのか、日本人はこれからどういうあり方を深めていくべきなのか、日本人はどういう方向に向かって進んでいくべきなのか、日本人はどうやってこの国を救っていくべきなのかという、かなり本質的な問題もあわせて論じていきたいと思います。
騙されたと自覚されている方たちには、反省の一つの材料にしていただければと思います。
そもそも、安倍晋三が新自由主義者であり、構造改革推進論者であり、グローバリストであるという事実は、
「カラスは黒い」
というぐらい明々白々の事実でした。
この単純な事実を認識するのには、何の高度な専門知識も不必要でした。
なにしろ、安倍晋三自身が自分の口で以前から一貫してそう語っていましたし、安倍自民党が昨年の衆院選に際して掲げた選挙公約の中に道州制という究極のグローバル化政策が始めからはっきりと掲げられていました。ですから、安倍政権が向かう方向を誤解する余地は最初からまったくなかったはずです。
にもかかわらず、なぜ、このグローバリストの政権を、人々がそろいもそろって「安倍救国政権」と誤解するなどという不思議な現象が起きたのでしょうか。
しかも、その誤解が、なぜ10ヶ月も払拭されなかったのでしょうか。
この問題を改めて考察し、多角的に論じていきたいと思います。
今回は、一つの問題を提起するにとどめておきたいと思いますが、みなさんは、黒いカラスを人々がそろって「白い」とみなすという不思議な現象が起きるのには、どんな条件が必要であるとお考えになりますか?
通常、黒いカラスは、誰の目にも黒く見えるものです。
しかし、黒いものを指差して、人々がそろって「白い」と言い始めるときには、何か通常とは異なる、異常な条件下に人々が置かれていることを意味しています。
どのような異常な条件がそろえば、そのような現象が発生するのでしょうか。
みなさんもぜひ考えてみてください。
ブログ・ランキングにご協力ください。 一日一回、右のバナーをクリック願います。 |
![]() |
- 関連記事
-
- 安倍政権の本質: 保守主義と新自由主義の結合 (2013/10/21)
- なぜ人々は騙されたのか(2) (2013/10/17)
- なぜ人々は騙されたのか(1) (2013/10/16)
- 歴史問題と構造改革 (2013/09/20)
- 対日包囲網と「冷戦脳」 (2013/09/20)