さようなら、三橋貴明(1)
あるDV的な言論の終焉。
経済評論家の三橋貴明が、2010年の参院選出馬時に婚姻関係にあった女性が初婚ならば、彼の三番目の妻と考えられる、現在の10代の妻に、DV(ドメスティック・バイオレンス=家庭内暴力)を働いた容疑で、警視庁高輪署に1月6日に逮捕されました。(ソース: 朝日新聞2018年1月7日)
2012年暮れの安倍政権の発足以来、上のような言説を並べて読者を誤誘導しながら、一切わるびれることのなかった三橋貴明という言論人の言論姿勢を、WJFプロジェクトは執拗に批判してきました。
WJFプロジェクト: 三橋貴明氏への公開質問状 (2013年3月4日)
WJFプロジェクト: 三橋貴明は腹を切れ (2013年6月11日)
WJFプロジェクト: 本物を見抜く目: 三橋貴明、また嘘をつく (2014年2月8日)
WJFプロジェクト: 三橋貴明はなぜ歓喜の涙を流したのか (2014年6月16日)
WJFプロジェクト: 三橋貴明: 言論界の佐村河内守 (2014年7月22日)
WJFプロジェクト: 三橋貴明による嘘のカタログ (2014年9月1日)
WJFプロジェクト: インチキな仕立て屋たちの遁走 (2015年2月21日)
WJFプロジェクト: 性懲りもなく (2016年1月22日)
WJFプロジェクト: 「言論の自由に、嘘で売国奴を持ち上げる自由は含まれない」 (2016年3月24日)
三橋貴明の言論の問題点を端的に要約すれば、
ことにありました。
矛盾したメッセージを同時に発するという、三橋貴明やチャンネル桜界隈の「保守」言論人に共通して見られたこの言論の特徴を、WJFプロジェクトは「ダブルバインド」と呼び、DV(ドメスティック・バイオレンス)の加害者が発するメッセージに酷似していることを指摘してきました。
ダブルバインド的な、あるいはDV的な、明らかに矛盾したメッセージを読者に対して繰り返し発しながら、常に平然として一向に悪びれることのない三橋貴明の姿勢は、実にサイコパス的でもありました。
三橋貴明は、DV的な矛盾した言論を読者に対して執拗に仕掛ける人物であったのみならず、実際に、妻に対してDVを働く人物でもあったのです。
三橋貴明が、妻に対してDVを働いているのではないかという噂は、2015年頃から存在していました。三橋貴明の前妻(二番目の妻)であり、三橋貴明との共著者でもあったさかき漣氏という作家が、公式ブログ上で、とても他人事について書いているとは思われないDVに関する生々しい記事を繰り返し公開していたからです。さかき漣氏が、彼女がほのめかすように当時DVを受けていたとしたら、加害者は、彼女の夫であった三橋貴明以外には考えられませんでした。
このような深刻な言葉を綴っていたさかき漣氏ですが、2016年7月には、無数のガラス片が身体に突き刺さる大けがをして入院します。この怪我の原因は、どういうわけか読者には全く明かされませんでしたが、同じ時期に、三橋貴明が、読者の前から何の予告もなく突然姿を消してしまうという不可解な出来事が起きていました。
その後、三橋貴明とさかき漣氏は離婚をし、まもなくして三橋貴明は、今回報道された10代の妻と再婚をします。そして、三橋貴明がDVの性癖をもつという噂が、単なる噂でなかったことを、三橋貴明は今回実証してみせたのです。
(つづく)
「安倍さんは、構造改革チックなことは一言も語っていない」
「安倍さんは、正しい経済政策を理解している」
「自民党は、構造改革や消費税増税をやらない」
「TPPも消費税増税もマスコミの飛ばしである」
「消費税増税や緊縮財政は財務省が悪い」
「安倍政権の構造改革路線は産業競争力会議や竹中平蔵のせい」
「安倍政権、突然変わりましたよね。(2013年)9月末ぐらいからちょっとおかしいなあとは思ってたんですよ。」
「TPP交渉に参加したからといって安倍支持をやめてはならない」
「安倍政権の政策の中に構造改革の匂いを嗅いだぐらいで支持をやめるのは革命だ」
「泥の中をかきわけるように安倍政権を支持し続けよ」
「赤池まさあき氏が正しい経済政策を、完璧に理解している方であることを保証します」
「田母神俊雄はクリーンです。それはもう、笑ってしまうほどにクリーンです 」
「間違いなく、田母神俊雄は主要候補の中で最もクリーンなのです」
「アベノミクスで超大国日本が復活する」
2012年暮れの安倍政権の発足以来、上のような言説を並べて読者を誤誘導しながら、一切わるびれることのなかった三橋貴明という言論人の言論姿勢を、WJFプロジェクトは執拗に批判してきました。
WJFプロジェクト: 三橋貴明氏への公開質問状 (2013年3月4日)
WJFプロジェクト: 三橋貴明は腹を切れ (2013年6月11日)
WJFプロジェクト: 本物を見抜く目: 三橋貴明、また嘘をつく (2014年2月8日)
WJFプロジェクト: 三橋貴明はなぜ歓喜の涙を流したのか (2014年6月16日)
WJFプロジェクト: 三橋貴明: 言論界の佐村河内守 (2014年7月22日)
WJFプロジェクト: 三橋貴明による嘘のカタログ (2014年9月1日)
WJFプロジェクト: インチキな仕立て屋たちの遁走 (2015年2月21日)
WJFプロジェクト: 性懲りもなく (2016年1月22日)
WJFプロジェクト: 「言論の自由に、嘘で売国奴を持ち上げる自由は含まれない」 (2016年3月24日)
三橋貴明の言論の問題点を端的に要約すれば、
A. グローバリズムや新自由主義の危険性を一方で指摘しながら
B. 自民党のようなグローバリズムや新自由主義を推進する政党に投票を呼びかけ、自民党の対抗勢力の台頭を阻止し、自民党の選挙勝利に加担する。
ことにありました。
矛盾したメッセージを同時に発するという、三橋貴明やチャンネル桜界隈の「保守」言論人に共通して見られたこの言論の特徴を、WJFプロジェクトは「ダブルバインド」と呼び、DV(ドメスティック・バイオレンス)の加害者が発するメッセージに酷似していることを指摘してきました。
心理学にダブルバインドという言葉があります。
「二重拘束」とも訳されます。
分かりやすく言うと「板ばさみ」です。
矛盾する二つのメッセージを同時に提示し、かつ、その矛盾から逃れられない状況を作り、相手の心を縛るというもので、カルト宗教の洗脳でもよく使われる方法です。
ずっと、安倍晋三や、チャンネル桜、西田昌司氏、三橋貴明氏らに共通して、私はある強い違和感を感じてきました。
それは彼らは、矛盾したことを同時に語るという共通点です。
例えば、次のように、彼らは、矛盾したメッセージを同時に発するということを繰り返し行ってきました。
A. 新自由主義はよくない
B. (新自由主義者である)安倍晋三を支持すべきである
C. 安倍氏を支持し続けなくてはならない
上のAとBは、正反対の矛盾したメッセージです。これにCが加わることで、この矛盾した状況から逃げられない状況が作られ、人は一種の判断停止、思考停止の状態に陥ります。
上の例でいうと「新自由主義者である安倍晋三を支持すべきである」と単一のメッセージを発する場合よりはるかに効果的に、安倍晋三という人物への熱狂的で強固な支持へ人々を誘導することができるようになります。
いわゆる「ツンデレ」もダブルバインドの一種であり、異性の気持ちを引きつけコントロールする効果的な方法として知られています。
「好き」というメッセージと「嫌い」という矛盾したメッセージを同時に発することは、単に「好き」という単一のメッセージを発する場合より、強く相手の気持ちをしばることができます。
(出典: WJFプロジェクト「『彼ら』の洗脳手法(1): ダブルバインド(二重拘束)」2013年3月1日)
恋愛関係や夫婦関係において、やさしさと、暴力という矛盾する二つの態度が、同時にもしくは交互に向けられるとき、通常以上に、その関係の中にがんじがらめに縛られて逃げられなくなってしまうというのが、DV(ドメスティック・バイオレンス: 家庭内暴力)ですので、確かにダブルバインドの典型的な例であると思います。
安倍政権も、「国を売る・国を壊す政策」という「暴力」と、「愛国的なスローガン」という「やさしさ」を同時にかかげており、行っている事は、ドメスティック・バイオレンスそのものです。
また、チャンネル桜が掲げる「TPP絶対反対・安倍政権絶対支持」という矛盾したメッセージも、ドメスティック・バイオレンス的です。
チャンネル桜は、ダブルバインド的な矛盾したメッセージを執拗に視聴者に刷り込むことによって、
「あなたの暴力(売国)は嫌い、でもあなたから離れられない」
というがんじがらめの倒錯した関係を、安倍晋三と国民との間に、取り結ばせようとしてはいないでしょうか。
(出典: WJFプロジェクト「『TPP絶対反対、安倍政権絶対支持』はドメスティック・バイオレンスに似ている」2013年4月19日)
ダブルバインド的な、あるいはDV的な、明らかに矛盾したメッセージを読者に対して繰り返し発しながら、常に平然として一向に悪びれることのない三橋貴明の姿勢は、実にサイコパス的でもありました。
「サイコパス」という心の病気が存在するそうです。
サイコパスとは何か?-私たちが知っておくべき善意を持たない人々というサイトから引用します。
“私たちはどんな悪人も少しくらいは良心を持っているだろうと信じていると思います。しかし、世の中にはそんな考え方が全く通用しない「サイコパス」と呼ばれる人間が存在しているということを知っておいてください。”
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・口達者で、一見魅力的。
・非常によく嘘をつく。
・無責任で問題行動が目だつ。(国会審議中のヤジなど、「日教組、日教組」「早く質問しろよ」)
・責められると逆切れする。(エコノミストに批判され、逆ギレする安倍首相「藻谷アイツだけは許さない!俺に喧嘩売っているのか!」)
・感情が浅く思いやりがない。
(出典: WJFプロジェクト「安倍サイコパス政権」2015年7月10日 )
三橋貴明は、DV的な矛盾した言論を読者に対して執拗に仕掛ける人物であったのみならず、実際に、妻に対してDVを働く人物でもあったのです。
三橋貴明が、妻に対してDVを働いているのではないかという噂は、2015年頃から存在していました。三橋貴明の前妻(二番目の妻)であり、三橋貴明との共著者でもあったさかき漣氏という作家が、公式ブログ上で、とても他人事について書いているとは思われないDVに関する生々しい記事を繰り返し公開していたからです。さかき漣氏が、彼女がほのめかすように当時DVを受けていたとしたら、加害者は、彼女の夫であった三橋貴明以外には考えられませんでした。
さて一部の研究者も認めているように、実はDV加害者は、被害者が自立しようとしたとき、もっとも酷い虐待をおこなう傾向がある。そして、この際の虐待については、「身体的な攻撃」よりも「精神面や金銭面での攻撃」が増えることも多い。
例えば、「電話やメールで脅迫の文言を繰り返す」、「生活費を渡さない」、「DV被害者の携帯電話を捨てる」「DV被害者から保険証やクレジット・カードを取り上げる」、「DV被害者の大事にしている物品を壊す」、「DV被害者のプロバイダ契約やメールアドレスを勝手に解約する」、「DV被害者の悪評をねつ造し、知人らにふれ回る」、「警察へ『家族が問題行動をして困っている』等の虚偽の通報をし、DV被害者を悪者に仕立て上げる」「DV被害者が精神病に罹患していると見えるよう、周囲の人間に印象操作をする」など。
あまりの嫌がらせに疲れ果て、結果、多くの被害者はまたも加害者のもとへ戻ってしまう。
そして思う、「この牢獄がきっと、私の終の棲家なのだ。世間の人々は必ず彼の詭弁に騙され、絶対に助けてくれない。逃げ出そうとしなければ、これ以上の酷いことは起きない。だからここでのルールを守って生きていこう」と。 いわゆる「学習性無力感」に侵されきってしまうのである。
また加害者から長年にわたり身体的虐待と共に「役立たず」「バカ」「きちがい」「俺以外には誰もお前に優しくする人間はいない」「他人は絶対にお前を助けない」「俺だけがお前を理解している」などの罵倒や甘言を交互に受けてきた経験から、被害者は、自分の思考を加害者からコントロールされているに近い状態にあり、加害者以外の他人の言葉を素直に受け止めることも困難となっている。
言ってみれば“カルトの洗脳が完了した”にも酷似した状況にあるのだ。
(出典: さかき漣ブログ「なぜDV被害者は加害者から逃げられないのか」2015年6月28日)
だから、ある人物について彼がDV常習犯であることを知りながら「しかし彼の『公の顔』は立派だから、虐待については不問とし、今後も懇意にしていく(または協力していく、もしくは応援していく)」という人がいたなら、それはつまり加害者の殺人未遂の罪を容認したうえ被害者の懊悩を愚弄しているということで、広義においては“人殺しの共犯”と呼ばれても仕方がないのでは、と私は敢えて苦言を呈したい。
また共犯者である彼らがDV加害者との派手な交友を続けることは、「被害者は虐待されたと証言しているものの、他の人々が加害者と普通に交際している事実から鑑みるに、被害者の話は『大げさ』もしくは『妄想』で、実はDVなど無かったに等しいのではないか」との“世間の勘違い”を助長する可能性があり、さらには被害者の『学習性無力感』を助長し、被害者の逃げ道を塞ぐ最大の障壁となる可能性があることについても、同時に指摘しておきたいと思う。
たとえば「連続で数十発にわたり殴られても」「口に物を詰め込まれ羽交い絞めにされ、数時間ものあいだ呼吸困難にされても」「何度も繰り返し壁や床に投げられ叩きつけられても」「首を絞められて顔中に点状出血斑が出現しても」「包丁をつきつけられ『殺してやる』と脅されても」たまたま死ななかっただけの人が目の前にいたとき、それでもあなたは加害者と気持ちよく酒を酌み交わせるのだろうか。
(出典: さかき漣ブログ「DV加害者の二枚舌と“共犯者の存在」2015年6月19日)
歴史に名を遺した英雄や偉人・文化人にしても、たとえば「おそらく自己愛性パーソナリティ障害だったのだろう」「おそらくサイコパス」「おそらく○○(精神疾患や人格障害etc)」などと、のちに分析される者は多いと思う。確かに、突出した偉業をなすには、ある種の狂気が必要であることも多いのかも知れない。しかしその人物のなした偉業の輝きによって、その者が身近の弱者を不幸にした罪が消えるわけではないだろう。さらにしかしながら、遠くから見ているだけの人々にとっては、その人物の活動によって幸福を得ることも少なからずあるのだろうから・・・
ひとりが犠牲になることによって他の多くの人々が救われる場合、そのひとりは黙って死んでいくべきなのだろうか? しかしその犠牲者は、なにも自ら生贄になりたいと申し出たわけでもないのに? もしかしたら騙されて人柱にされたのかも知れないのに?
答えは、一体どこにある?
ぽつりと思うのには、「おそらく今の加害者は、過去において何らかの事象の被害者だったのだろう。しかし負の連鎖を止めるためには、今の加害者が今の罪を認め償い、生まれ変わるしかないだろう。
(出典: さかき漣ブログ「自己愛性パーソナリティ障害の功罪(DV加害者についての一考察)」2015年8月30日)
このような深刻な言葉を綴っていたさかき漣氏ですが、2016年7月には、無数のガラス片が身体に突き刺さる大けがをして入院します。この怪我の原因は、どういうわけか読者には全く明かされませんでしたが、同じ時期に、三橋貴明が、読者の前から何の予告もなく突然姿を消してしまうという不可解な出来事が起きていました。
実は7月23日に大怪我をしてしまい療養生活を送っていたのですが、このほどやっと抜糸も済み、とりあえずホッとしているところです。
無数のガラス片が突き刺さるなどして、下肢全体と二の腕に計30弱の傷を負ってしまいました・・・
特に大きい傷に関しては、中からガラス片を洗い流して、ぱっくり開いた切創を縫合したため、なんだかフランケンシュタインかブラックジャックみたいになってます。。。
しかも私、体調不良の続いていたせいか出血の止まるのが遅く、異常に多く出血してしまって、我ながら真っ青でしたわ。 救急隊員のお兄様がた、救急担当で手術をしてくださった先生、看護師の皆様、まさに私の命の恩人です。
(出典: さかき漣ブログ「わりとの大怪我から、いちおう生還してまいりました」2016年8月3日)
その後、三橋貴明とさかき漣氏は離婚をし、まもなくして三橋貴明は、今回報道された10代の妻と再婚をします。そして、三橋貴明がDVの性癖をもつという噂が、単なる噂でなかったことを、三橋貴明は今回実証してみせたのです。
(つづく)
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