日本語と日本社会(42)

「政治」と「非政治」(16)
「象徴としての天皇の地位」と「国民主権」。

この二つは、「非政治の優位」という、日本国憲法に先行して存在する同一の原理の表側と裏側にすぎない。

「象徴としての天皇の地位」が「国民主権」を支え、「国民主権」が「象徴としての天皇の地位」を支えるという相補的な関係が存在する。

と前回の記事で述べたが、これはどういうことなのか。

「象徴としての天皇の地位」と「国民主権」。

この二つを次のように言い換えることによって、二つの関係はより明確になる。

「天皇の非政治性」「国民の非政治性と非政治の政治に対する優位性」

「天皇の非政治性」が、「国民の非政治性」に深みと力を与える。

天皇は、国民と同じ「非政治」の領域の中に佇む。

ちょうど、天皇陛下が避難所の体育館の床に、被災者と共に正座して座るように。

「天皇の非政治性」によって力と深みを得た「国民の非政治性」は、「政治」の優位にあるものとして、「述語優勢的」に、「コトダマ」的に、「政治」を包摂する。

これが、日本における「国民主権」の歴史的、伝統的な本義である。

このような、天皇と国民の相補的な関係を語るのが、日本国憲法第一条である。

この天皇と国民の相補的な関係は、日本国憲法の制定や施行によって生まれたものではなく、日本国憲法に先行して、日本の「普遍的な原理」として、あるときは潜在的に、あるときは顕在的に、歴史を通じて存在しつづけてきたものである。

このような天皇と国民の深い本質的な関係を含意するものだから、日本国憲法第一条は、まさに「天啓」であり「奇跡」だと、私は述べるのである。

あらためて、日本国憲法第一条をかみしめていただきたい。

日本国憲法第一条: 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。


これは英霊たちが、その貴い犠牲を通して、私たちにもたらしたものである。

私たちは謹んでこの憲法を戴くべきであり、これを改変することは許されない。
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