ぴーの命日の25日に、ぴーのお墓に、オオキバナカタバミとツツジの花をお供えした。

あれから、八日目の今日。

ツツジはどこかに吹き飛ばされて姿を消し、オオキバナカタバミはあらかた花がしおれて茎だけになってしまったけれど、不思議なことにその中の一本だけ、ご神木の根元に吹き寄せられて、今日もしおれることなく生き生きと黄色い花を咲かせていた。
花瓶に生けたわけでもなく、地面に置いただけの花が、ご神木に身を寄せて命を長らえたぴーの分身であるかのように、一週間以上も咲き続けている。
小さな不思議が続いていく。