まわるまわるよ 時代はまわる

日本史における時代の波。
潮が満ちたり引いたり、雨が降ったり空が晴れたり、春夏秋冬の季節が巡ってきたりするのは、この世界のあらゆる出来事が、二つの両極の間を行き来する大きな波形を描きながら進行しているからに他なりません。

リーマンショック以来、世界的な金融緩和によって一方的に上昇させられてきた株価が、やがて必ず大きな下落の局面を迎えることが予測されるのも、同様に、物事が大きな波形を描きながら進行しているからです。


(リーマンショックから現在に至るダウ平均株価)

常に上がり続ける相場もなければ、常に下がり続ける相場も存在しないのですが、安倍政権の目先の支持率を維持するために、株価が下がることを拒否し、出口を全く考慮しない際限のない金融緩和やマイナス金利や日銀のETF(上場投資信託証券)買い入れなどという不自然なやり方で、相場が描く自然な波形をねじ曲げてしまえば、未来の日本や実体経済の中を生きる人々に与える迷惑も考慮せず、アベノミクスに節操もなく拍手喝采を送り、うはうはと上げ相場に浮かれてきた人々がそのツケを払う時がいつか必ずやってきます。


(アベノミクス以降の日経平均株価)

自然現象や相場の世界のみならず、人類の歴史も、大きな波形を描きながら進行しています。

日本の歴史に関しては、次のような波形を描くことができると思います。



これまで、当ブログで論じてきたように、「天神的原理」と「地祇的原理」のどちらも、共に、日本を形作ってきた欠くことのできない要素ですから、敗戦を契機に、戦後の日本が、明治体制下の強い国家主義的なあり方から離れ、脱国家主義的な方向に進行してきたからといって、戦後体制を、必ずしも「反日的」な時代、「左翼的」な時代として、卑下したり過小評価したりしてはならないと思います。

これからの日本の歴史は、さらに脱国家主義的な方向を目指して展開していくことが予想されますが、このときに重要なのは、「地祇的な原理」、すなわち、各地の土着の文化や伝統やスピリットが掘り起こされ、自覚しなおされていくことです。

その底を打ったときに、日本は、新しい国家主義の方向に向かって再び上昇し始めていくことでしょう。

「地祇的な原理」の再認識なしに生じる「脱国家」は、単なる国家解体に他なりませんが、「地祇的な原理」の再認識と共に生じる「脱国家」は、未来において、新しい国家主義が立ち上がる礎を準備することでしょう。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

WJFプロジェクトについて
作品リスト
政治的立場
WJFプロジェクトは、日本の主権、伝統、国柄を守る保守的な観点から、安倍政権が推し進めるTPP参加、構造改革、規制緩和、憲法改正、安保法制、移民受入などのグローバル化政策に反対しています。
TPP交渉差止・違憲訴訟の会
YouTube
WJFプロジェクトの動画作品は以下のYouTubeのチャンネルでご覧になれます。

お知らせ
アクセス・カウンター


今日の一言
近視眼的歴史観の持ち主たち

右翼も左翼も、日本人の全てが政治へ関心や知識をもち、彼らが「正しい」と信じる政治的立場につくべきだと信じている。 しかし、「政治」は常に、断片的なもの、特殊化されたもの、偏向したものに留まり、「縄文から現代に至る日本人の歴史的あゆみの全体」を包摂するような政治的立場は生まれようがない。 「非政治」が「政治」を包摂することはできても、逆はありえないからである。 ならば、日本人の全て(あるいは大多数)が、ある特定の政治的立場や政党に傾斜することは、そのこと自体が、日本の姿を大きく歪めることになるだろう。
最新記事
コメント
<>+-
アーカイブ


RSSリンク
RSSリーダーに下のリンクを登録されると、ブログの記事やコメントの更新通知を受け取ることができます。