中沢新一と南方熊楠(17)

これまでのまとめ。
これまでの要約です。

地球は、おおまかに二つの領域に分類できます。





一つは、ユーラシア大陸に生まれた「A」という明確な形を追求する文化をもつ人々が暮らす領域と、もう一つは、その外側にあって、「非・A」という形のない潜在的な領域に留まろうとする文化をもつ人々が暮らす領域です。

西洋文明や中華文明は、おおまかには前者に属します。

アメリカ大陸やオーストラリア大陸の原住民、アフリカ大陸の様々な部族は、おおまかには後者に属します。

日本列島は、これら二つの領域のはざまにあり、そこに暮らす人々は、二つの領域の橋渡しをするような生き方を1000年以上にもわたって重ね、深めてきました。

しかも、高邁な思想をもつ一部の特別な人たちがそれを行ったのではなく、おびただしい数の普通の庶民が、何気ない行動や日常の振る舞いを通して、文明と自然とをつなぐ「往還のルート」を切り開いていました。

このように、日本人は文明と自然の媒介者として生きていましたが、そこに大きな変化が起きました。

明治維新です。

日本人は「非・A」の領域に背を向けて、「A」を追求するユーラシア型の文化圏に積極的に参入していくことになりました。

(つづく)
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