南京事件関連動画の進捗

困難な仕事。
「もののけ姫」や「風立ちぬ」のようなアニメ作品を作り上げた宮崎駿のように、左翼的人物というのは、口では国家を批判したり否定したりしながら、うっかり、心の奥底に秘めた愛国心を作品の中で披瀝してしまうものですが、網野善彦という左翼的な立場の歴史学者もまさにその一人であり、左翼の人々を簡単に「反日」と片付けられない理由がここにあります。

そうした一見「身辺雑事」とみえる諸問題を、歴史学の対象とすることは可能であるだけでなく、歴史学を真に生命あるものにするためには、むしろ必要不可欠のことと私は考える。そしてそれに基づいて、横井清のいうような色も匂いもあり、音も聞こえるような生き生きとした歴史、人類の未来の中で日本人の果たすべき真に個性的な役割を明らかに示しうるような歴史、そして人の心に、生きるための力、まさしく日々の生活を変革する力をよびおこしうるような力強い歴史を叙述することは、歴史学を学ぶものにとっての義務といわなくてはならない。

(出典: 網野善彦『異形の王権』)


大変長い時間がかかっている南京事件関連の動画ですが、完成を目指して、引き続き、日々研究と思索を続けています。



問題を俯瞰して論じるというのはWJFプロジェクトの一貫したスタイルですが、この南京事件の問題を俯瞰しようとすると「自然と文明」という人類のあゆみの全体像を見渡す地点から、日本が戦争を戦ったことの意味を論じなくてはならないことに気づきます。

「『自然と文明』という人類のあゆみの全体像を見渡す地点」とは、松井石根大将の「自他平等」という言葉が指し示す場所と同一なわけですが、そのような途方もない究極の場所から語られる南京事件の動画というものが、どういうものになるのか。

おそらく、これまで誰も試みたことのない仕事であり、その形を刻み出すにはまだ時間がかかりそうです。

しかし、それが完成したときには、

「人類の未来の中で日本人の果たすべき真に個性的な役割を明らかに示しうるような歴史、そして人の心に、生きるための力、まさしく日々の生活を変革する力をよびおこしうるような力強い歴史」


を叙述する作品になるのではないかと、期待しています。

「自他平等」=「自然」という原点に立ち戻ろうとする姿勢こそ、「日本人の果たすべき真に個性的な役割」であり、日本のこれからの変革にとって不可欠なものだからです。
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