若冲の『動植綵絵』を鑑賞しよう(4)

日本らしさ。
真に日本らしい「特殊」な個性を湛えた仕事は、いつも、徹底して「普遍」と向き合い、日本らしさなど忘れ去った場所で作り出されます。

民族や身体の「特殊」な個性を浮き彫りにするのは、「文明」と「自然」という二つの「普遍」です。

「普遍」的なものだけが「特殊」な個性を身に帯び、「特殊」な個性を身に帯びるものだけが「普遍」性を獲得します。


2-7 動植綵絵 老松鸚鵡図


2-8 動植綵絵 老松白鶏図

仏道をならふというふは、自己をならふなり。
自己をならふといふは、自己をわするるなり。
自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。
万法に証せらるるといふは、自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり。

(出典: 道元『正法眼蔵』現成公案)


日本らしさを表現しようとして作られた日本らしい仕事とは自己模倣であり、自己模倣は芸術の堕落、ひいては人間の堕落です。

日本を「保守」することによっては、日本は「保守」されないのです。
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