私たちが命をかけて守らなければならないもの
「国体」の破壊と喪失としてのTPP
消費税増税に国民の関心が向いています。安倍晋三による来年4月からの消費税増税の決定を聞いて、さすがに安倍政権の正体に気づいて安倍政権の支持をやめる人たちもこれから増えていくでしょう。
しかし、私はそのようなみなさんに言いたい。
消費税増税は、大切な問題です。
しかし、皆さんが、目を覚まし、立ち上がるべきときは、今ではありませんでした。
安倍晋三が、3月15日に、TPP交渉参加を表明したときに、みなさんは反旗を翻して、立ち上がらなくてはならなかった。
なぜだかわかりますか?
消費税増税は、確かに私たちの生活を直撃する問題です。もちろんTPPにも、国民生活にダメージを与える経済的な側面があります。
しかし、TPPの問題の深刻さは、そのような経済的な側面にあるのではありません。
TPP参加によって、私たちが先祖から連綿と受け継いできた、時間を超えた有機的なまとまりとしての「国」、つまり「国体」(national entity)と呼ばれるものが、決定的な形で損なわれ、失われてしまう。
それだからこそ、私たち日本人は、その時点で、安倍政権に反旗を翻さなくてはならなかったはずです。
参院選前の6月には、ロンドンで行った講演の中で、安倍晋三は、TPP参加は、チャンネル桜が言っていたように、アメリカから脅されたり、いやいや押し付けられたものではなく、彼自身の「政治家になって以来の一貫した哲学」に基づいて積極的に推進しているものだとはっきり告白しました。
その言葉が何を意味するのか。
安倍晋三は、日本の国体破壊が、彼の政治家になって以来の哲学だとはっきりと私たちに告げたということです。
その時点で、「保守」を標榜するあなた方は、なぜ怒らなかったのか。
なぜ、安倍晋三に反旗を翻さなかったのか。
なぜ、参院選で、安倍自民党政権にNOを突きつけなかったのか。
私たち日本人にとって、少なくとも「保守」を標榜する人間にとっては、「国体」以上に守るべき大切なものはあるのでしょうか?
経済も外交も国防も大切ですが、そもそも守るべき「国」を失っては、経済も外交も国防も意味を失います。
下のKAZUYA君のように「TPP一点で意見が合わないだけで、安倍不支持じゃなきゃいけませんか」と問うぐらい、「国」を軽んじた、的外れな発言はありません。
TPPという問題の深刻さに比べたら、消費税増税ははるかに小さな問題です。なぜなら、私たちがどんなに貧乏になろうと、日本が日本であり続けることには変わりはないからです。
しかし、TPPは、私たちの生活や経済を損なうだけに留まらない。
私たちの国を根底から破壊し消滅させてしまうものです。
「国」というものを粗末にあつかった罰、先祖代々の日本人が果たしてきたもっとも基本的なつとめをおろそかにした罰が、この時代の日本人に下るのだと、私は思っています。
あなたがたは、命をかけて「国」を守ろうとした人々を裏切った。
いつまでも、ぼんやりした頭と心で、騙され続けていないで、はっきりと目を覚まし、私たちと共に立ち上がってください。
TPP参加を止められるよう、少しでも皆さんの力を貸してください。
しかし、私はそのようなみなさんに言いたい。
消費税増税は、大切な問題です。
しかし、皆さんが、目を覚まし、立ち上がるべきときは、今ではありませんでした。
安倍晋三が、3月15日に、TPP交渉参加を表明したときに、みなさんは反旗を翻して、立ち上がらなくてはならなかった。
なぜだかわかりますか?
消費税増税は、確かに私たちの生活を直撃する問題です。もちろんTPPにも、国民生活にダメージを与える経済的な側面があります。
しかし、TPPの問題の深刻さは、そのような経済的な側面にあるのではありません。
TPP参加によって、私たちが先祖から連綿と受け継いできた、時間を超えた有機的なまとまりとしての「国」、つまり「国体」(national entity)と呼ばれるものが、決定的な形で損なわれ、失われてしまう。
それだからこそ、私たち日本人は、その時点で、安倍政権に反旗を翻さなくてはならなかったはずです。
参院選前の6月には、ロンドンで行った講演の中で、安倍晋三は、TPP参加は、チャンネル桜が言っていたように、アメリカから脅されたり、いやいや押し付けられたものではなく、彼自身の「政治家になって以来の一貫した哲学」に基づいて積極的に推進しているものだとはっきり告白しました。
その言葉が何を意味するのか。
安倍晋三は、日本の国体破壊が、彼の政治家になって以来の哲学だとはっきりと私たちに告げたということです。
その時点で、「保守」を標榜するあなた方は、なぜ怒らなかったのか。
なぜ、安倍晋三に反旗を翻さなかったのか。
なぜ、参院選で、安倍自民党政権にNOを突きつけなかったのか。
私たち日本人にとって、少なくとも「保守」を標榜する人間にとっては、「国体」以上に守るべき大切なものはあるのでしょうか?
経済も外交も国防も大切ですが、そもそも守るべき「国」を失っては、経済も外交も国防も意味を失います。
下のKAZUYA君のように「TPP一点で意見が合わないだけで、安倍不支持じゃなきゃいけませんか」と問うぐらい、「国」を軽んじた、的外れな発言はありません。
TPPという問題の深刻さに比べたら、消費税増税ははるかに小さな問題です。なぜなら、私たちがどんなに貧乏になろうと、日本が日本であり続けることには変わりはないからです。
しかし、TPPは、私たちの生活や経済を損なうだけに留まらない。
私たちの国を根底から破壊し消滅させてしまうものです。
「国」というものを粗末にあつかった罰、先祖代々の日本人が果たしてきたもっとも基本的なつとめをおろそかにした罰が、この時代の日本人に下るのだと、私は思っています。
あなたがたは、命をかけて「国」を守ろうとした人々を裏切った。
いつまでも、ぼんやりした頭と心で、騙され続けていないで、はっきりと目を覚まし、私たちと共に立ち上がってください。
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