死の床にある三橋貴明
騙した、煽った、稼いだ。
振り返れば、充実した、なかなかよい人生であった。
たくさんの本を書き、テレビやラジオに出演し、全国を講演で飛び歩いた。
なによりも、自民党の宣伝マンとして、私は自民党に多大な貢献をなした。
力ある諸先生方の厚遇に預かり、かずかずのおいしい思いもさせていただいた。
安倍政権という超ネオリベ政権を指さして「正しい経済政策を理解している」と世の人々に信じ込ませたことは、私の人生における最も偉大な業績であり、TPPや消費税増税に賛成の意を表明していた、超ネオリベ政治家赤池まさあき氏を指して、「正しい経済政策を完璧に理解していることを保証します」と語り、彼の当選をもってネット保守の勝利であるかのように信じ込ませたことは、私の人生の二番目に偉大な業績に数えられよう。
いやはや。まさか、安倍支持を煽ったときと同じやり方で、ネット保守の人々が欺かれるとは、わたしも予測だにしない事態であったが、世耕氏の指南の通り、大衆はやはり愚かであった。
TPP交渉参加表明の三日後に「TPP交渉に参加したからといって安倍批判に転じるのはバカげたことです」と語ったときには、さすがに私の正体がばれるかとひやひやしたが、それでも私の愚かな読者に気づかれることはなかった。
『アベノミクスで超大国日本が復活する』は、私の人生を賭けた代表作であり、『原発再稼働で日本は大復活する!』は、私の二番目に偉大な傑作であった。
その後の日本が大復活するどころか、アベノミクスや原発再稼働によって、凋落の一途をたどることになったことは言うまでもないことだが、そのことのゆえに、私の上記の二つの著作は、黒いものを白だと大衆層に信じせしめる、私の華麗なるレトリックの巧みさを示す記念碑となっているのである。
早くから私の正体を見抜いたWJFに「インチキな仕立て屋」呼ばわりされて、何年間も絡まれたときは、しつこくて辟易したが、所詮、一般大衆は、泡沫ブロガーの言葉などに耳を傾けることはなかった。
WJFに、私がかつて流していたデマの詳細なリストを作成されたときには、ぶっちゃけ、かなり弱ったけどね。
WJFプロジェクト「三橋貴明は腹を切れ」(2013年6月11日)
WJFプロジェクト「三橋貴明による嘘のカタログ」(2014年9月1日 )
WJFプロジェクト「三橋貴明はなぜ歓喜の涙を流したのか」(2014年6月16日)
WJFプロジェクト「本物を見抜く目: 三橋貴明、また嘘をつく」(2014年2月8日)
「言論人として落とし前をつけろ」とWJFから言われたが、何の落とし前をつけろというのだ。
私たちの国では「言論の自由」が認められている。
「自民党総裁選から2013年10月まで一年間も安倍さんに騙され続け、安倍さんがネオリベであることにまったく気づかなかった、子どものように純真な心の三橋さん」という設定で私が何を述べようが、私の自由ではないか。
騙した、煽った、稼いだ。
我が人生に悔いなし。
え?
死んだら私がどこにいくかって?
韓国経済が破綻し、中国経済が崩壊する、夢の世界じゃないのかい。
まさか、閻魔様に舌を切られるなどと子供じみたことは言わないでいただきたい。

たくさんの本を書き、テレビやラジオに出演し、全国を講演で飛び歩いた。
なによりも、自民党の宣伝マンとして、私は自民党に多大な貢献をなした。
力ある諸先生方の厚遇に預かり、かずかずのおいしい思いもさせていただいた。
安倍政権という超ネオリベ政権を指さして「正しい経済政策を理解している」と世の人々に信じ込ませたことは、私の人生における最も偉大な業績であり、TPPや消費税増税に賛成の意を表明していた、超ネオリベ政治家赤池まさあき氏を指して、「正しい経済政策を完璧に理解していることを保証します」と語り、彼の当選をもってネット保守の勝利であるかのように信じ込ませたことは、私の人生の二番目に偉大な業績に数えられよう。
いやはや。まさか、安倍支持を煽ったときと同じやり方で、ネット保守の人々が欺かれるとは、わたしも予測だにしない事態であったが、世耕氏の指南の通り、大衆はやはり愚かであった。
TPP交渉参加表明の三日後に「TPP交渉に参加したからといって安倍批判に転じるのはバカげたことです」と語ったときには、さすがに私の正体がばれるかとひやひやしたが、それでも私の愚かな読者に気づかれることはなかった。
『アベノミクスで超大国日本が復活する』は、私の人生を賭けた代表作であり、『原発再稼働で日本は大復活する!』は、私の二番目に偉大な傑作であった。
その後の日本が大復活するどころか、アベノミクスや原発再稼働によって、凋落の一途をたどることになったことは言うまでもないことだが、そのことのゆえに、私の上記の二つの著作は、黒いものを白だと大衆層に信じせしめる、私の華麗なるレトリックの巧みさを示す記念碑となっているのである。
早くから私の正体を見抜いたWJFに「インチキな仕立て屋」呼ばわりされて、何年間も絡まれたときは、しつこくて辟易したが、所詮、一般大衆は、泡沫ブロガーの言葉などに耳を傾けることはなかった。
WJFに、私がかつて流していたデマの詳細なリストを作成されたときには、ぶっちゃけ、かなり弱ったけどね。
WJFプロジェクト「三橋貴明は腹を切れ」(2013年6月11日)
WJFプロジェクト「三橋貴明による嘘のカタログ」(2014年9月1日 )
WJFプロジェクト「三橋貴明はなぜ歓喜の涙を流したのか」(2014年6月16日)
WJFプロジェクト「本物を見抜く目: 三橋貴明、また嘘をつく」(2014年2月8日)
「言論人として落とし前をつけろ」とWJFから言われたが、何の落とし前をつけろというのだ。
私たちの国では「言論の自由」が認められている。
「自民党総裁選から2013年10月まで一年間も安倍さんに騙され続け、安倍さんがネオリベであることにまったく気づかなかった、子どものように純真な心の三橋さん」という設定で私が何を述べようが、私の自由ではないか。
騙した、煽った、稼いだ。
我が人生に悔いなし。
え?
死んだら私がどこにいくかって?
韓国経済が破綻し、中国経済が崩壊する、夢の世界じゃないのかい。
まさか、閻魔様に舌を切られるなどと子供じみたことは言わないでいただきたい。

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