三橋貴明の遁走
「情報という商品」を扱っている言論人という立場にありながら。
今月5日、三橋貴明氏は、倉山満との名誉毀損訴訟に勝利したことを読者に報告すると同時に、ツイッター上で彼のことを「詐欺師」呼ばわりしてきた一般人の身元を特定するための仮処分申請を行ったと述べ、自分を「嘘つき」呼ばわりしてくる人間には同様の法的措置をとると、下のように威嚇していました。
三橋氏が、
と書かれていたので、この3年間、おそらく日本中でもっとも頻繁に、三橋氏のことを「嘘つき」「詐欺師」「サイコパス」「インチキな仕立て屋」「救いがたき厚顔無恥」「言論界の佐村河内守」「三橋貴明はとっとと廃業しろ」と連呼してきた自覚をもつ私は、彼の言論のデタラメぶりを世の中に暴くためなら出て行くところに出て行ってやろうと腹をくくり、4月7日、「三橋貴明は、WJFプロジェクトを訴えよ」というタイトルの記事を上げ、三橋貴明氏に対して、下のように呼びかけました。
同時に、私は、一般読者に対して訴訟をちらつかせて威嚇し批判を封じようとする三橋氏に対して、我々読者は、三橋貴明に訴えられるべき加害者であるどころか、彼のデタラメな言論の被害者であることを次のように示唆しました。
おもしろがってけしかける人も現れ、昨日、さる方が三橋ブログに下のようにコメントしたそうです。
すると、三橋氏は、上のコメントに対して、下のような返答を寄せました。
ツイッターで三橋氏のことを「詐欺師」よばわりした一般人には、速攻で、法的な措置に踏み切ったのに、WJFプロジェクトを訴えることができないというのは、一体どういうことなのでしょうか。
まったく、三橋氏のおっしゃるとおりであり、
「『情報という商品』を扱っている言論人という立場にありながら、明確に嘘をついた」三橋貴明氏が垂れ流してきた数々のデマを、「なんとなく社会が許容してしまう。これが、問題なの」だと思います。
今回の出来事を通して、あらためて確認できたことは、当たり前のことですが、言論人の言論のおかしさを、どんなに辛辣に批判したところで、訴えられたりはしないということです。
三橋先生自身が言うように、私たちは言論人の嘘をなんとなく許容したりせず、公益のためにも、一切手加減することなく、積極的にその責任を追及していくべきです。
昨日は色々とあって、大変でした。
【緊急更新】倉山満氏との控訴審判決確定について
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12146635164.html
【緊急更新】 「田母神氏側、運動員に数百万円」について
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12146672132.html
倉山氏が控訴審判決を受け入れ、氏が「三橋を嘘に基づき誹謗中傷し、名誉を侵害した」ことが確定したと思ったら、その後、某紙の記者さん(検察庁担当)から、
「三橋さんも報酬をいったん受領したものの、その後に返還したと伺いました」
つきましては取材をしたいとの連絡を受け、吃驚仰天。二度も【緊急更新】をする羽目になりました。
その後、ツイッターでわたくしは「詐欺師」呼ばわりした人物がいたため、投稿者特定のための仮処分申請を地裁にすることといたしました。すでに弁護士事務所に依頼済みなので、淡々とやります。
(中略)
現在の日本の政治にもつながる問題の一つに、この種の「嘘を許容する」という話があると思います。政治家も、官僚も、学者も、言論人も、みな、嘘をつく。それを、何となく社会が許容してしまう。
これが、問題なのです。 特に、「情報という商品」を扱っている言論人という立場にありながら、明確に嘘をついた倉山氏、田母神氏は、もはや「朝日新聞の慰安婦捏造報道を糾弾する!」などとやる資格を持たないと確信します。まあ、これはわたくしの価値観ですが。
ちなみに、こういうエントリーを上げると、すぐに「三橋も嘘つきじゃないか!」などと言ってくる輩がいるわけですが、わたくしは間違えることは確かにありますが、と言いますか政局についてはほとんど当たったためしがないですが、「情報という商品」を取り扱うお仕事において、意図的に嘘をついたことはございませんので。三橋を「嘘つき」呼ばわりされる場合、「金銭面」と「時間面」について、それなりの覚悟をされてからにして下さいね。
(後略)
(出典: 三橋貴明ブログ「嘘つきたち」2016年4月5日)
三橋を誹謗中傷した投稿者を割り出すために、米ツイッター社へ情報開示を求め、地裁に仮処分申請しようと思ったら、アカウントを削除したようです。情けない・・・。
— 三橋貴明 (@TK_Mitsuhashi) 2016年4月4日
弊社の弁護士事務所に「Durham Stevens @atmarkaa」の投稿者特定のための(地裁への)仮処分申請を依頼しました。
— 三橋貴明 (@TK_Mitsuhashi) 2016年4月4日
三橋氏が、
ちなみに、こういうエントリーを上げると、すぐに「三橋も嘘つきじゃないか!」などと言ってくる輩がいるわけですが、わたくしは間違えることは確かにありますが、と言いますか政局についてはほとんど当たったためしがないですが、「情報という商品」を取り扱うお仕事において、意図的に嘘をついたことはございませんので。三橋を「嘘つき」呼ばわりされる場合、「金銭面」と「時間面」について、それなりの覚悟をされてからにして下さいね。
(出典: 三橋貴明ブログ「嘘つきたち」2016年4月5日)
と書かれていたので、この3年間、おそらく日本中でもっとも頻繁に、三橋氏のことを「嘘つき」「詐欺師」「サイコパス」「インチキな仕立て屋」「救いがたき厚顔無恥」「言論界の佐村河内守」「三橋貴明はとっとと廃業しろ」と連呼してきた自覚をもつ私は、彼の言論のデタラメぶりを世の中に暴くためなら出て行くところに出て行ってやろうと腹をくくり、4月7日、「三橋貴明は、WJFプロジェクトを訴えよ」というタイトルの記事を上げ、三橋貴明氏に対して、下のように呼びかけました。
ツイッターで三橋先生を「詐欺師」呼ばわりして絡んでくる人々はほうっておけばよろしい。
誰かを訴えると言うのならば、再三再四、三橋先生を詐欺師呼ばわりしてきたWJFプロジェクトを、あなたは即刻訴えるべきです。
(出典: WJFプロジェクト「三橋貴明は、WJFプロジェクトを訴えよ」2016年4月7日)
同時に、私は、一般読者に対して訴訟をちらつかせて威嚇し批判を封じようとする三橋氏に対して、我々読者は、三橋貴明に訴えられるべき加害者であるどころか、彼のデタラメな言論の被害者であることを次のように示唆しました。
「安倍さんは正しい経済政策を理解している」
「泥の中をかき分けるように安倍政権を支持し続けよ」
『自民党は、『構造改革党』ではない」
「(TPPと消費税増税に賛成の)赤池まさあきは、『完璧に』正しい経済政策を理解していることを『保証します』」
「田母神俊雄は、『間違いなく』『最も』クリーンな都知事選候補者です。
と語り、自民党や安倍政権を支持するように、あなたが仕向けてきた世論誘導によって、私たち日本国民は、未来の世代にも及ぶ大きな実害を被っています。これは、あなたの「瑕疵商品」の消費者である私たちが、「三橋貴明被害者の会」を結成し、プロの言論人であるあなたの社会的な責任を追及してもよいぐらいの話ではありませんか。
(出典: WJFプロジェクト「三橋貴明は、WJFプロジェクトを訴えよ」2016年4月7日)
おもしろがってけしかける人も現れ、昨日、さる方が三橋ブログに下のようにコメントしたそうです。
40. なぜ黙認しているのですか?
WJFプロジェクトがまた三橋さんを痛烈に批判していますよ。
ホラッチョ三橋
http://wjf-project.info/blog-entry-1164.html
なぜ、ここまで言われているのに黙っているのですか?
なぜ、倉山氏の時のようにすぐに告訴しないのですか?
三橋さんは言っていましたよね?
「一線を越えた誹謗中傷」は、ネットの書き込みだろうが何だろうが、容赦なく告訴します。そのための弁護士チームも揃えてあります。
と。
なのになぜ告訴しないのですか?
何を怖がっているのですか?
それともまだ「一線を越えた誹謗中傷」ではないとおっしゃるのですか?
三橋さんをこれでもかと「詐欺師」呼ばわりしているのに!
このまま黙っていると黙認しているとみなされ、みんなから本当に三橋さんを「詐欺師」だと思われてしまいます。
それを避けるためにも、裁判所の権力を借りて三橋さんは「詐欺師」じゃないと認定してもらいましょう!
もうそれしかないです。
三橋さんは言動を一致させるブレないお方のはずです。
ですので、勇気を持ってWJFを訴えてください。お願いします!
飛源 2016-04-27 20:23:43
(出典: 三橋貴明ブログ「安倍政権は移民推進内閣である」2016年4月27日 )
すると、三橋氏は、上のコメントに対して、下のような返答を寄せました。
42. Re:なぜ黙認しているのですか?
>飛源
何で売名目的の無名ブロガーをわたくしが相手にしなければならないの? そもそも、一般人のブログなどわたくしは読みませんし、どうでもいいです。
いい加減うざいので、今後も同じ趣旨のコメントを書き込むなら、アク禁にします。
三橋貴明 2016-04-27 21:18:43
(出典: 三橋貴明ブログ「安倍政権は移民推進内閣である」2016年4月27日 )
ツイッターで三橋氏のことを「詐欺師」よばわりした一般人には、速攻で、法的な措置に踏み切ったのに、WJFプロジェクトを訴えることができないというのは、一体どういうことなのでしょうか。
現在の日本の政治にもつながる問題の一つに、この種の「嘘を許容する」という話があると思います。政治家も、官僚も、学者も、言論人も、みな、嘘をつく。それを、何となく社会が許容してしまう。これが、問題なのです。特に、「情報という商品」を扱っている言論人という立場にありながら、明確に嘘をついた倉山氏、田母神氏は、もはや「朝日新聞の慰安婦捏造報道を糾弾する!」などとやる資格を持たないと確信します。まあ、これはわたくしの価値観ですが。
(出典: 三橋貴明ブログ「嘘つきたち」2016年4月5日)
まったく、三橋氏のおっしゃるとおりであり、
「『情報という商品』を扱っている言論人という立場にありながら、明確に嘘をついた」三橋貴明氏が垂れ流してきた数々のデマを、「なんとなく社会が許容してしまう。これが、問題なの」だと思います。
今回の出来事を通して、あらためて確認できたことは、当たり前のことですが、言論人の言論のおかしさを、どんなに辛辣に批判したところで、訴えられたりはしないということです。
三橋先生自身が言うように、私たちは言論人の嘘をなんとなく許容したりせず、公益のためにも、一切手加減することなく、積極的にその責任を追及していくべきです。
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