自民特命委「単純労働者」受け入れ容認へ
「保守・愛国」の終着地点。
今さら、ニュースでもなんでもありませんが、自民党の労働力確保に関する特命委員会が単純外国人労働者の受け入れを政府に提言するそうです。
毎度のことですが、姑息なのは、特命委員会が「単純労働者の受け入れを進める」といっておきながら、国民の反発を恐れて、「それは移民ではない」と言い張っている点です。
しかし、自民党の外国人材交流推進議員連盟が2008年に作成した提言書では、「単純労働者」どころか「高度人材外国人」や「留学生」も移民として位置づけられています。
「単純労働者」ですら「移民」ではないと言い張るのならば、一体、この世界において、何が「移民」だというのでしょうか。
移民を推進する政党が保守政党なはずがないし、移民を推進する政権が保守政権なはずがありません。


参考記事:
「1000万人移民計画」は実行に移されている(2014年6月12日)
1000万人移民計画と自民党に関するQ&A(2014年3月5日)
外国人労働者は移民か?(2014年7月1日)
入管法改正に関する事実の整理(2014年6月2日)
TPPは移民自由化である(2015年9月6日)
自民特命委「単純労働者」の受け入れ容認へ 外国人労働者受け入れに関する政府への提言案概要判明
自民党の労働力確保に関する特命委員会(委員長・木村義雄参院議員)が外国人労働者の受け入れ拡大に向け、政府に示す提言案の概要が25日、分かった。政府がこれまで原則として認めていない建設作業員などの「単純労働者」の受け入れを「必要に応じて認めるべきだ」として容認し、外国人労働者政策の抜本的な転換を求める。
政府は外国人労働者について、大学教授や経営者、高度な技術者など「国の利益になる高度な人材」の受け入れを進める一方で、単純労働者の受け入れには慎重な対応を続けてきた。
特命委の提言では、単純労働者について「その概念自体をなくす」とし、「移民」以外の外国人の受け入れを基本的に認めるよう求める。
2020年代には介護分野で25万人、建設分野では77万~99万人の労働力が不足するとの推計もあり、安倍晋三首相は平成27年10月の国家戦略特区諮問会議で「外国人を積極的に受け入れ、総合的に在留資格を見直す」との考えを示している。ただ、単純労働者の受け入れ拡大については、治安の悪化や居住地域での日本人とのトラブルなどを懸念する声は多い。特命委は5月中に首相に対し提言を提出する考えだが、提言のとりまとめまでには曲折も予想される。
特命委は、政府内で統一的な定義のない「移民」についても「入国時に在留期間の制限がない者」との独自の定義を近く示し、国民に抵抗感の強い「移民政策」には踏み込まない考えを明らかにする方針だ。
(出典: 産経新聞 2016年4月26日)
毎度のことですが、姑息なのは、特命委員会が「単純労働者の受け入れを進める」といっておきながら、国民の反発を恐れて、「それは移民ではない」と言い張っている点です。
しかし、自民党の外国人材交流推進議員連盟が2008年に作成した提言書では、「単純労働者」どころか「高度人材外国人」や「留学生」も移民として位置づけられています。
【日本が受け入れる移民のカテゴリー】
1 高度人材(大学卒業レベル)
2 熟練労働者(日本で職業訓練を受けた人材)
3 留学生
4 移民の家族(家族統合の権利保障)
5 人道的配慮を要する移民(難民、日本人妻等北朝鮮帰国者、その他日本が人道上受け入れを考慮すべき人々)
6 投資移民(富裕層)
(出典:自由民主党・外国人材交流推進議員連盟「人材開国!日本型移民政策の提言」2008年6月)
「単純労働者」ですら「移民」ではないと言い張るのならば、一体、この世界において、何が「移民」だというのでしょうか。
移民を推進する政党が保守政党なはずがないし、移民を推進する政権が保守政権なはずがありません。
安倍信者のためのワンポイントレッスン1
Q 日本を外国人だらけにしようとする政権を、国民が熱烈に支持したらどうなりますか?
A 日本は外国人だらけになります。
(出典: WJFプロジェクト「安倍信者のためのワンポイントレッスン」2014年2月24日)


参考記事:
「1000万人移民計画」は実行に移されている(2014年6月12日)
1000万人移民計画と自民党に関するQ&A(2014年3月5日)
外国人労働者は移民か?(2014年7月1日)
入管法改正に関する事実の整理(2014年6月2日)
TPPは移民自由化である(2015年9月6日)
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