3年前を振り返る(3)

一事が万事。
2012年12月の安倍政権発足の前後から、2013年7月の参院選での自民党の圧勝までの3年前の歩みを、当時の記事を通して振り返ります。

本日、再掲するのは、2012年12月21日の記事、「『竹島の日』政府主催見送りか」です。

2012年12月の衆院選での圧勝の後に、第二次安倍政権が真っ先に決めたことは、日韓関係に配慮して、「従来、島根県によって行われてきた『竹島の日』式典を日本政府が主催する」という公約の実行を見送るという、公約違反でした。

一事が万事であり、この小さなニュースに、その後、第二次安倍政権によって展開されることになる、あらゆる売国政策のひな形が隠されていたのだと思います。

そのひな形とは、「アメリカの圧力に唯々諾々と従って国を売る」というお決まりのパターンであり、同じパターンは、3年後の2015年12月の慰安婦問題の日韓合意においても、そのまま反復されることになりました。

「安倍晋三も、自民党も、昔と何も変わっていない。これまで自民党がさんざんやっていた売国を、従来よりさらに輪をかけて、国民の盲目的で圧倒的な支持を受けて敢然と実行に移すのが安倍政権なのだ」

というメッセージを、安倍政権は初めから明確に発していたのです。

だからこそ、衆院選での自民党の圧勝にいやな予感を感じていた私は、「竹島の日」政府主催の見送りという公約違反のニュースを耳にして、「それみたことか」と腹を立て、記事のコメント欄で私の安倍政権批判をたしなめようとする人々に対しては、次のように書いています。

みなさんおっしゃる通りです。「竹島の日」。小さな問題と思われるかもしれませんが、これは日本にとっての大きな分かれ道です。分岐点です。この小さなことを、日本の国益を守る観点から、外国の抵抗を顧みず、粛々と実行できるかどうか。これが実行できないならば、元の木阿弥。古い自民党政治に逆戻りするだけです。「竹島の日」を政府主催するような小さなことですら、韓国に配慮して実行できない新政権が、まして、憲法改正なんて実行できるでしょうか。ここで逆戻りさせることのないように、がんがん新政権をプッシュしなくてはだめです。戻るのか進むのか。進まなくてはだめです。

下からが記事の本文です。

竹島の日」政府主催見送りか

アベノミクスの効果で円が下がり株価が上がり喜んでいた矢先、はらわた煮えくり返るニュースです。朝日、日経、時事通信が伝えていますが、本当でしょうか。麻生氏が、竹島上陸後、韓国を訪問して李前大統領と会談を行った時からおかしいと言われていましたが。単独過半数とっているのに公明党と連立を続ける意味も分かりません。

竹島の日、政府式典見送り 安倍氏方針

自民党の安倍晋三総裁は、竹島を日本に編入した日にあたる来年2月22日に政府主催の式典を開くのは見送る方針を固めた。 自民党の衆院選の政策集では政府主催の式典実施を明記していたが、竹島問題で悪化した日韓関係の修復を重視し、 首相就任早々に開催する必要はないと判断した。

安倍氏はまた、韓国大統領選での朴槿恵(パククネ)氏の当選を受け、日韓議員連盟幹事長の額賀福志郎元財務相を 総裁の特使として21日にも韓国に派遣する。額賀氏は朴氏に、「両国は戦略的利益を共有する」として早期の首脳会談を呼びかける安倍氏の親書を渡す予定。


2月22日は島根県が「竹島の日」として毎年式典を開催。朴氏側は日本政府主催となるのを懸念し、 実施されれば同月25日の大統領就任式への首相招待は困難との見方が強かった。

自民党の総合政策集J-ファイル2012に

328 「建国記念の日」、「主権回復の日」、 「竹島の日」を祝う式典の開催 政 府 主 催 で 、 2 月 1 1 日 の 建 国 記 念 の 日 、そ し て 2 月 2 2 日 を 「 竹 島 の 日 」、 4 月 2 8 日 を 「 主 権 回 復 の 日 」 と し て 祝 う 式 典 を開催します。

と明記されていました。

安倍氏の靖国参拝に対する態度も選挙後変化しており、危惧しています。彼は前回も首相就任前と就任後では靖国に対する態度を変えています。

選挙が終わったとたんに公約をやぶる。これは国民への裏切りであり、愚弄です。今年の夏に私たち日本人はどんだけ悔しい思いをしたか。その悔しい思いを胸に、どれだけの国民が自民党に期待をして票を投じたか。「竹島の日」の政府主催こそは、毅然とした新しい日本の象徴になったはずです。また自民党が長く続けてきた竹島問題の放置と、韓国の実効支配強化の黙認がはじまるのでしょうか。このニュースが本当ならば、国際司法裁判所への単独提訴も立ち消えでしょう。

自民党がこれまで韓国による竹島の不法占拠にどれだけ加担してきたか、竹島問題を詳しく研究されてきた竹島comの記事をよくお読みください。

特に、自民党時代には、
ヘリポート建設 1981 
接岸施設完工 1997
有人灯台 1998
一般観光客入島許可開始 2005
統一地方選挙の投票所の設置 2006
など、現実に韓国の行政権行使をやめさせなかった大罪があるのです


日韓友好の美名のもと「対称性の構造」で日韓が仲良く横に並び、日本が一方的に奪われても、それを日本がこれまた一方的にがまんしていく関係がこれからも維持されていくのでしょうか? いつまで私たちはがまんしなくてはならないのでしょうか。

日韓のこれまでの異常でいびつな関係を正常化し、成熟した二国として平和な関係を結ぶためにこそ、韓国の新政権に配慮して、領土問題について譲歩するなどということがあってはなりません。返してもらうべきものをきちんを返してもらわなければ、本来あるべき当たり前の二国間関係等いつまでも成立しません。奪ったり、奪われたりするための日韓関係ではなく、通常の二国間関係が日韓の間に成立するためにも、竹島問題に関して毅然たる態度をとることは絶対に必要なことだと思います。

民主党による反日政策以上に、今回のニュースには自民党に期待を寄せていただけに怒りを感じます。

「韓国に配慮して実行できない新政権が、まして、憲法改正なんて実行できるでしょうか」
「アベノミクスの効果で円が下がり株価が上がり喜んでいた矢先」
「単独過半数とっているのに公明党と連立を続ける意味も分かりません」
「民主党による反日政策以上に、今回のニュースには自民党に期待を寄せていただけに怒りを感じます」

などとする当時の文面からは、チャンネル桜等による扇動の影響を受けて「ネトウヨ脳」に罹患していた拙い姿も、垣間見えます。
*
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

ぶれないアベ

御無沙汰しております。
安部自民は、こと売国政策に関してはまったくもってぶれていない。
日本の伝統を土足で踏みにじり、なお涼しい顔で総理の座に居座り続ける。
更にそれを囃し立てる恥知らずな人々。
ようやくアベの正体に気づいたかと思えば、まさかの被害者面。
かつてアベを救世主の如く崇め、アベ支持を先導したことを謝罪もしていない。
彼らの罪は重い。アベと同罪だ。

WJFプロジェクトについて
ご寄付のお願い
作品リスト
政治的立場
WJFプロジェクトは、日本の主権、伝統、国柄を守る保守的な観点から、安倍政権が推し進めるTPP参加、構造改革、規制緩和、憲法改正、安保法制、移民受入などのグローバル化政策に反対しています。
TPP交渉差止・違憲訴訟の会
YouTube
WJFプロジェクトの動画作品は以下のYouTubeのチャンネルでご覧になれます。

お知らせ
アクセス・カウンター


今日の一言
蓮舫の二重国籍問題のジレンマ

違う入り口を選んだハズなのに、ドアを開けると、同じ出口につながっている。
最新記事
コメント
<>+-
アーカイブ


RSSリンク
RSSリーダーに下のリンクを登録されると、ブログの記事やコメントの更新通知を受け取ることができます。