いまだ目覚めず

年は明けても明けやらぬ、迷妄の深き闇。
安倍政権発足直後から、私は、「国籍や国境にこだわる時代は終わった」と公言することをはばからない筋金入りのグローバリストである安倍晋三を、保守・愛国の救世主であるかのように祭り上げるチャンネル桜をはじめとする自称保守言論人たちを、「インチキな仕立て屋」と呼んで批判してきました。

安倍政権発足以来、日本は、まさにアンデルセン童話の『裸の王様』状態でした。

実際には「王様は裸」=「安倍晋三は新自由主義者」だったのですが、

誰も本当のことを語らなくなった。

誰も本当のことが見えなくなった。

このような錯誤が起きた背景には、アンデルセンの童話と同じく「インチキな仕立て屋」の存在があります。

その「インチキな仕立て屋」の一人に、三橋貴明氏という経済評論家の存在があり、彼は、いまどきのロボットアニメや戦隊ヒーロー物にも採用されないような、子供染みた単純な善悪二元論を毎日毎日振りかざし、世論を自民党支持、安倍晋三支持という一方向に追い込んできました。

その善悪二元論とは、

「自民党(善)vs民主党(悪)」

「安倍政権(善)vsマスコミ(悪)」

といったもので、彼のブログのどの記事を読んでも、このマンガのような善悪二元論が、これでもか、これでもかと執拗に反復されていることを、どなたも簡単に見つけることができるでしょう。

(出典: WJFプロジェクト「『インチキな仕立て屋』と『正直な子ども』」2013年2月28日)

特に、2013年7月の参院選を目前に控え、グローバリスト政権としての安倍政権の本質が明らかになってもなお、「泥の中をかき分けるように安倍政権を支持し続けよう」などと恥ずかしげもなく読者に呼びかけていた三橋貴明らをやり玉に挙げ、次のように記しました。

反TPPの国内最大の論客の一人であったあなたが熱烈に支持した政治家が、TPP交渉に参加を表明する。この事実の重大な意味をあなたはおわかりですか? これは、まるで、ある特殊な病気を専門とする医者が熱心に勧めた特効薬を飲んだら、患者の病気が良くなるどころか一気に悪化して死んでしまうような医療ミスの話とどう違うのでしょうか。

本来なら、安倍晋三がTPP交渉に参加を表明した段階で、反TPPの論客として安倍を支持してきた、あなたも、西田昌司も、責任をとって国民に謝罪し、国家を滅亡の危機に陥れた責任を自ら取って、腹を切るべきではありませんか?

しかし、あなたがたは、私たち国民に謝罪すらしません。 謝罪もせず、責任も取らずに、のうのうと経済評論家だの、政治家だのの椅子に座り続け、いまだに安倍晋三こそが構造改革の主犯である事実を隠蔽し、国民を騙して、なおもこの嘘つき政治家への支持を煽り「インチキな仕立て屋」を演じ続けています。

あなたがたが自らを裁かなくても、やがて、時代がみなさんを裁き処罰するときが必ずやってきます。国民が目覚め、騙された怒りをあなたがたに向けるときがまもなくやってきます。そのとき、「王様は裸だ」「安倍晋三は売国奴だ」という怒号の中を、皆さんは安倍晋三と一緒にパレードすることになるでしょう。わたしはそのことをあなたがた「インチキな仕立て屋」にはっきりと予告しておきます。

(出典: WJFプロジェクト「三橋貴明は腹を切れ」2013年6月11日)

さて、あれから三年目の新年を迎えた現在、「安倍晋三は売国奴だ」という怒号の中を、「インチキな仕立て屋」たちが糾弾される日は訪れたのでしょうか。

昨年の暮れ、チャンネル桜のデモ参加者から、苦笑いする水島総の前で、次のような激しい安倍批判の声が上がったそうです。
「安倍さん、あなたはやってはいけないことをした。絶対にしてはいけないことをした。」

「安倍総理、地獄に墜ちたくなかったら、今から、安倍談話を撤回しろ。ただちに撤回しろ。卑怯者。お前は日本人ではない。侍ではない。日本から出て行け。」

「我々は何を失ったのか、何を得たのか、本当によく考えなければいけない。私たちの祖先の誇りを売り払って、勝ち得たものは何だ?」

「安倍総理が昨日どや顔で、孫や日本の未来の子どもたちに謝罪はさせないとおっしゃいましたが、私たちも一つ、謝罪はさせないために、あなたとは違った方法で、がんばって戦い続けますから、覚えておいてください。」

「英霊を貶めた安倍は、腹を切れ。二度と、靖国参拝するな。」

「安倍晋三、裏切り者、税金泥棒。(一部聞き取れず)。なんだありゃ、何回同じ事繰り返すんだ。猿だってもっと利口だぞ。国民に納得する説明をしないかぎり、もう二度と自民党には投票しねえからな。」

かつては安倍晋三を熱心に信奉し支持していたであろうこの方たちが、ようやく安倍晋三に批判の矛先を向けるようになったことは、大変よろこばしいことです。

しかし、安倍晋三は、昨今になって突然豹変し考えを改めたわけではありません。第一次安倍政権当時の2007年に、ブッシュ大統領との共同記者会見という公然たる場で、総理大臣として、慰安婦問題について国際社会に対して謝罪を行ったときから、彼の政治姿勢は全く変化していません。
「河野談話を見直す」といってわざわざ国際社会の反発や注目を煽って、最後は謝罪する。慰安婦問題で大騒ぎをして、わざわざ傷口を広げるこのパターンが執拗に繰り返されているのはどういうことなんだろうと、改めて不思議に思います。

(出典: WJFプロジェクト「安倍晋三は昔と何も変わっていない: 慰安婦問題に関する彼の謝罪をめぐって」2013年7月19日)

また、安倍晋三が、祖父岸信介、父安倍晋太郎と、親子三代にわたって在日社会と密接なコネクションを保ってきたことも、公然たる事実です。

政財界のエグゼクティブに愛読者をもつと言われる雑誌『選択』は次のように記します。

安倍とパチンコ業界の「蜜月」カジノ実現は「利益誘導」

(前略)

「今秋以降、安倍首相は成長戦略の中にカジノを織り交ぜる」

自民党の衆議院議員の一人はこう断言する。経済振興効果には疑問符がつけられているカジノに、安倍首相がこだわるのには理由がある。パチンコ業界との「蜜月」だという。この議員が続ける。

「安倍首相こそパチンコ議員の最右翼だ」

(中略)

IR議連の正式名称は「国際観光産業振興議員連盟」。永田町では「カジノ議連」の通称の方が、通りがいい。設立当初からの所属議員が「カジノとパチンコを並列で議論する」「パチンコ換金合法化はカジノ法案成立時以外にタイミングはない」といった発言をしていた。つまり、IR議連はパチンコ議連の別働隊である。同議連の設立は一〇年四月、民主党政権下で超党派七十四人の議員が集まった。安倍首相はこの議連の最高顧問を務めているのだ。

(中略)

いまや、セガサミー社員は業界団体の集まりで「安倍首相はウチが落とした」と公言してはばからない。

「参院選前に、里見会長は安倍首相に五千万円を手渡した」

里見会長の側近の一人が、こんな耳を疑うような話を吹聴しているほどに、セガサミーは「お祭り状態」(前出業界関係者)なのだ。

メーカーとの関係が深まったのは最近のことだが、実は安倍首相と業界の?がりは昨日今日始まったものではない。安倍首相の地元である関門海峡を望む、山口県下関市。九州へ渡る本州側の玄関口であるこの地は、関釜フェリーを通じて長年韓国との玄関口という顔も持ち、コリアンタウンが存在する。地元紙記者が語る。

「安倍首相の祖父である岸信介元首相は韓国利権で知られた人物。安倍氏も地元在日社会との繋がりが深い」

特に安倍首相の父である、晋太郎氏の時代からは地元パチンコ店から物心両面の支援を受けているという。過去には、山口県でパチンコ店を経営する東洋エンタープライズの保有物件に安倍首相の事務所があった。同社は、福岡に本社を置く七洋物産の一〇〇%子会社で、同社の先代社長である吉本省治氏は韓国から帰化した在日社会の大物だ。年商二百八十億円(一二年十二月期)の七洋物産は「一貫して安倍家の重要なスポンサーを務めてきた」(在福岡ジャーナリスト)という。

(出典: 三万人のための情報誌『選択』2013年9月号)

今はようやく安倍晋三に批判を向けるようになったチャンネル桜のデモ参加者たちが、TPPや道州制を推進するグローバリストであり、慰安婦問題に関して2007年にすでに謝罪をし、パチンコ業界や在日社会と癒着する安倍晋三を、保守・愛国の救世主として祭り上げたチャンネル桜そのものに疑念の目を向ける日は、政権発足から三年が経過する現在も、まだ、訪れてはいません。

参考記事:
あなたはいまだに騙されてはいないか?(2013年8月20日)
安倍晋三は在日と戦っていない(2014年5月24日)
親韓の安倍晋三を支持する嫌韓の人々(2013年11月22日)
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水島総、今更の

安倍政権不支持宣言だそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=EFl5CDXjQy8
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