デモスとエトノス

「市民」と「民族」。
ジョルディ・サヴァールという、スペインのカタルーニャに生まれた、ルネサンスやバロック時代の西洋音楽の著名な演奏家がいます。

ヴィオラ・ダ・ガンバ(チェロに似たバロック時代の古い弦楽器)の演奏家であり、コンセール・デ・ナシオンという古楽器のオーケストラを率いる指揮者でもあります。

時代考証に基づいて、音楽が作曲された時代の楽器を用い、ピリオド奏法という当時の奏法によって演奏することは、1970年代ころからさかんに行われるようになりましたが、当初は、その学究的な姿勢が、作品のもつ超時代的な「精神性」を軽視するものとして異端視されていました。しかし、現在ではすっかりバロックやルネサンス音楽の演奏の主流として定着しています。

ジョルディ・サヴァールは、その古楽器演奏を復元した開拓者の一人です。

古代ギリシアでは、「ポリス」(都市国家)という文明世界の内部に暮らす人々を「デモス」(市民)と呼び、ポリスの外部の世界に生きる周辺の人々を「エトノス」(部族・野蛮人・異邦人)と呼びました。

「エトノス」という概念は、古い日本語の「蝦夷(えみし)」や漢語の「夷狄(いてき)」に相当しますが、「エスニック(民族の)」や「エスノロジー(民族学)」という英語は、このギリシア語に由来します。

一方、「デモス」は、「デモス(市民)」+「クラティア(支配)」=「デモクラシー(民主主義)」という言葉の語源になっています。

西洋のクラシック音楽といえば、「12平均律」という科学的で合理的な音階に基づいて作られた、世界各地の民族音楽に優越する普遍的な音楽、「デモス」による文明世界の音楽として演奏されることが多いのですが、ジョルディ・サヴァールがユニークなのは、西洋音楽を、世界の様々な「エトノス」たちの音楽と対等な、時代や地理的な条件という制約の中に置かれた、一つの民族音楽として演奏している点です。

この演奏家は、西洋音楽のみならず、世界の民族音楽に対して等しい共感と敬意を寄せており、江利チエミも歌ったことのある、トルコの歌謡「ウスクダラ」を古楽器で演奏したり、
ディミトリエ・カンテミールという、モルダヴィア(現在のルーマニア)出身の貴族が、オスマン・トルコの首都イスタンブールに滞在中に作曲し、アラビア語を使った記譜法で『文字による音楽の知識の書』という書物に書き残したトルコの古い音楽を再現したり、
ケルトの民族音楽を演奏したり、
日本の尺八や琵琶の演奏家との共演を行うなど、ユニークな活動を続けています。
ジョルディ・サヴァールが示す「エトノス」への共感は、カタルーニャという、強い民族意識を保ち、現在スペインからの独立運動が展開されている、ヨーロッパの中心からみたら「辺縁」に属する特殊な土地に生まれたせいであるかもしれません。

カタルーニャでは、昨年の住民投票で独立支持が八割に達したのに続き、今年の九月に行われた州議会選挙でも、独立派が過半数を占めました。
文明の「隈」(辺縁)に生きる「エトノス」=「エミシ」を、「エビス」なる神としてあがめた日本人の伝統的な姿勢も、「エトノス」に愛着と敬意を寄せる、カタルーニャ人、ジョルディ・サヴァールの姿勢と深く通じるものがあるように思われます。

参考記事: WJFプロジェクト「熊・神・隈・戎」(2015年12月11日 )

日本人は、「デモス」(市民)としてはいつまでも成熟せず、「デモクラシー」を使いこなせずにいますが、「エトノス」(民族)としては、縄文文明以来の歴史の堆積により、世界のどの民族にもまして、骨の髄まで、成熟しきっています。

日本人を、「世界市民」に改造することは、グローバリストたちにとって、そんなに容易い仕事ではありません。

ジョルディ・サヴァールが、「デモス」(市民)の音楽としてではなく、「エトノス」(民族)の音楽として演奏する、西洋のルネサンスやバロック時代の音楽を改めて聴くと、より新鮮に、より深く、より美しさが増して聞こえるのは私だけでしょうか。
*
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寝言への返信

●ななし氏
貴方の構図は全くの謎理論ですが、まるで冷戦時代が継続しているパラレルワールドからやってきた人間の意見を聞いているみたいです。『国家間対立やテロとの戦い』は『投資家や多国籍企業による権益確保』を達成するため、プロパガンダとして利用されているに過ぎませんが理解しておいででないようだ。

それとイラクによるクウェート侵攻が英米の狙いだと貴方は見ていますが、本質は建国からアラブ諸国に隣接・対立をしてきたイスラエルの狙いでしょう。継続している中東情勢不安も傭兵であるISISにカネをばら撒いて支援しているのも、アメリカとその宗主国のイスラエルが中心だと思いますねえ。過去イスラエルに肩入れする西側諸国に対する制裁であるオイルショックを起こしたOPECを中東不安定化に比例させて弱体化させることが可能ですからね。それとイスラエルへ石油を安定供給させるためイラクを制圧したという分析もありますが、過去のイラン革命でイスラエルへの石油供給がストップした歴史があるためその理屈も合理的なのです。

また『伊藤忠やイオンを使って』と主張していますが、仮にななし氏がそれら企業の最高責任者か筆頭株主ならば資本を駆使して国際バランスのコントロールを狙うという理屈もわかります。ですが、将来的な伊藤忠やイオンがななし氏の目論見通り動くという確証は一体どこにあるのですか?『世界人口の1%にも満たない政財界ハンドラーたち+管理統制されたその他奴隷たち』これを国境・人種・ブロック経済の垣根を越えて実現しようとする社会構造を目指すのが新自由主義です。ウインドウズ8と10のライセンス条項中の個人データ収集に関する記載、日本ではマイナンバー法案やツタヤカードの個人情報やサービス利用履歴共有化など、国民やユーザー情報掌握・管理体制についてもそれに共鳴しています。


●今は名無し氏
>>韓国が声高にやればやるほど自国の女性を貶めている事になり、守れなかった男性は情けない男、となるでしょう。

貴方の中でどうしてこういう結論になるのか客観的に理解不能です。また女性目線と抽象的に言ってますが、何か具体案など考えておられるのでしょうか?
それと男女平等を掲げるなら女性の持つアドバンテージを引き下げる必要もあるのですよ、例えば離婚時における親権・生活保護の適用条件・痴漢冤罪レイプ冤罪など。特に三番目については後日に冤罪と発覚した場合、それまでの遺失利益に関して男性側は補償されたとしてもトータルマイナスのまま終わるのです。にも関わらず、女性側の言い分が真実であるところから話が始まります。貴方はそういった男側にとって不条理なことも考えた事がなかったのですか?

しかしその程度の詭弁しか持ち合わせていないのに、自身が人の親であることをよくも得意げに公言できますね。若年層を心配するなら、もう少し過去の歴史から日本没落の反省点や日本ディスカウントに対する反駁材料を学んでは?教養や知性が足りないくせに、身の丈に合わぬほど無駄に気高い団塊連中のような醜態を貴方自身が辿っていますよ。

安易な発言をお赦しください。

本音を言いいますと私には一党独裁の中国も財閥主導の韓国もどうでもいいんです。日本の若者たちの行く末の方が気になります。現在私は身近な所に居る20歳代の女性議員を支持し応援していて、いづれは国政に出るのを期待しています。女性にとっては、男性にはごく自然なヒエラルヒーなど気にしないので発言しやすいと考えます。あの大国の陰謀の触手にさえ「穢れた手でさわらないで」といえるかもしれません。日本の国会には女性目線が無さすぎます。男性化した女性はいますが。慰安婦問題は放っておけばいいんです。賠償もせず、謝罪もせずに。韓国が声高にやればやるほど自国の女性を貶めている事になり、守れなかった男性は情けない男、となるでしょう。こういう意見も女目線かもしれません。保健衛生面ではワクチン(ポリオや子宮けいがん、インフルエンザ等)の長期的副作用の問題が宙ぶらりんのままだし、いま話題のトランス型脂肪酸は韓国でも給食での使用禁止罰則付きで米国では来年度から制限する予定だそうです。日本はお米中心の食生活だから今まで通りとのこと。森永製菓に気を使って安倍政権中ほこのままでしょう。
このような内容ではがっかりされるでしょうがこれが精一杯です。

それ何ていう陰謀論小説ですか?

>恐らく英米は、日中間に戦争を起こしてアジア人を滅ぼそうとしているのです。
>即ち、中国が先に日本を核攻撃して日本人を全滅させた後、英米が報復として中国を核攻撃して壊滅させるシナリオです。

『TPP』は6カ国以上、交渉参加国のGDPの85%以上の国が批准書を寄託したときに効力を発する。交渉参加国全体のGDPの20%を占める日本の加盟はTPPの成立に不可欠であるのです
金儲けしたいアメリカなどの多国籍企業や、国家・国境という枠さえ無くそうなどという暴走したグローバル主義が、日本などを滅ぼしてどうするんだ?

>もし日本が自主独立回復の動きなり、核武装なり、中国軍への反撃なりをあからさまに試みれば、その瞬間に、中国は国連の敵国条項によって合法的に自動的プロセスで日本を先制核攻撃するでしょう。

ちなみに国連の敵国条項の解釈がおかしい。これは、国際連合に加盟している国が、敵国条項の国(日本、ドイツなど)を国連の議決を受けなくても攻撃できるという非常に危険なものです。もし、国連加盟の国(たとえば、中国、北朝鮮、ソ連など)が日本を攻撃しようと思えば可能なのです。それが、いまだに放置されたままです。
国連憲章第107条を指して、一般に「旧敵国条項」と呼んでいます。その内容は、第二次世界大戦の際、枢軸国だった日本・ドイツ・ルーマニア・ブルガリア・ハンガリー・フィンランドを対象(イタリアは途中で枢軸国から脱退し、連合国側に立って日独に宣戦したので除外)に、これら諸国が国連憲章等に違反した軍事行動(侵略等)を起こした際、旧連合国(アメリカなど)が国連決議などの拘束力に優先して軍事制裁を課す事が出来るとした差別条項ですが、
まず、日本が核武装できるとでも?それと領空、領海侵犯などへの発砲は国際法でも認められているのに、中国軍が先に日本側に侵犯して攻撃してきたとして、日本が反撃したらどうして侵略になるのですか?相手国が先に侵犯して武力攻撃してきた場合でも、日本など旧敵国は応戦してはいけないと、国連憲章のどれにありますか?
それから、戦後半世紀も経ち、日・独などが国連の中でも重要な地位を占める現在においては死文化した条項ですので、時勢に合わないとして、1995年の国連総会にて、同条項の国連憲章からの削除を求める決議が圧倒的多数で採択されました。(賛成155、棄権3・北朝鮮(北朝鮮は日本との国交が定まっていないことなどを理由に棄権した)、キューバ、リビア)。ここで、安全保障理事会改組問題が難航し、国連憲章の改正に支障を来し、同条項の削除自体は未だ実現していません。

旧敵国条項撤廃を「確約」記者会見でピン議長が発言「反対意見は何もない」

2005/07/19

国連総会のピン議長は18日の共同通信などとの会見で、日本などが現在も国連憲章上で「敵国」とされている「旧敵国条項」について「削除されると確約することができる」と述べ、同条項撤廃のための憲章改正に障害はないとの考えを言明した。

議長は、既に作成し9月の国連総会特別首脳会合で採択される予定の「結論文書」草案の中で、同条項の撤廃の考えを明確にしている。

会見で議長は、草案の同条項に関する部分について「反対意見は何もない」と述べ、条項撤廃が国連加盟国の総意(ロシア連邦も国連加盟国。中国も加盟国。)になっているとの認識を鮮明にした。


とはいえ、敵国条項は依然として憲章に姿を留めたままとなっていますが、対米従属の日本はアメリカの言いなりで、本質的には自立できてはいませんが、一応、主権回復はしているでしょう?日本が連合国による占領支配から脱し、国家主権を回復した日が4月28日でしょう?どうしてそれが敵国条項に影響するの?

核攻撃って、いつの時代を生きているのですか?今、日本など世界が突き進んでいるのは暴走したグローバル化でしょう?グローバリズムが深化していくとどうなるか。企業は国際競争力に打ち勝つために、労働力の安いところを探して自国を捨てる。なぜ多国籍するのかというと、企業は常にシビアな競争に晒されており、コスト削減を常に要求されているから、コスト削減といえば、最もコストの高い「人件費」は無視できない削減対象となる。だから、それは削減される。しかし、ただリストラするだけでは企業自体が縮小化していくので、リストラした分「もっと安い給料」で働く人を探し求める。それが海外移転での低賃金者雇用の動きになる。安ければ労働者の国籍など関係がない。これが企業を多国籍化させる大きな要因となった。

もしかして、からかっています?

No title

すみません、先ほどのコメントで下記の部分を間違いました。

(訂正)
日米が絶対戦わないならば、中国の力は自然と英米へ向きます。

日中が絶対戦わないならば、中国の力は自然と英米へ向きます。

日本は機略を駆使して生き残るのみ

今、英米の工作機関が中国と日本の中に入り込んで、盛んに反日、反中工作を繰り広げています。
この状況は戦前と全く同じです。
恐らく英米は、日中間に戦争を起こしてアジア人を滅ぼそうとしているのです。
即ち、中国が先に日本を核攻撃して日本人を全滅させた後、英米が報復として中国を核攻撃して壊滅させるシナリオです。
その為の中国における反日教育であり、国際法上の復仇権を主張する為の南京虐殺30万人、日中戦争犠牲者3000万人の捏造宣伝があります。
中国は、日本人3000万人を殺す権利があると国際社会に公言しているのですよ。
もし日本が自主独立回復の動きなり、核武装なり、中国軍への反撃なりをあからさまに試みれば、その瞬間に、中国は国連の敵国条項によって合法的に自動的プロセスで日本を先制核攻撃するでしょう。
国際法上の復仇権により3000万人以上の日本人を殺傷するのです。
勿論、英米は、最初、これを認めるそぶりをして日本を中国に破壊させるでしょう(フセインにクエート侵攻させたように)。それが英米の望む事だからです。
そして、脱出した日本人(実は仕込まれた日系米人の少女など)と称する者が欧米メディアに登場し、中国の非道を主張。同情を集めます。ここら辺まで英米のシナリオも出来ているはずです。
そうなったら英米は制裁を決意し、マイクロ波兵器など中国の持っていない兵器で中国軍をマヒさせた上で堂々と中国人の大量虐殺を実行します(アメリカがイラクでしたように)。
こうして英米はアジア人の二大勢力を確実に消滅させることが出来ます。 アングロサクソンの夢の成就です。
いま、中国の後ろにイギリス、日本の後ろにアメリカがくっ付いて、この悪魔のシナリオを準備しています。
ですから、我々は中国と相談して、こうした英米の計略を打ち砕いてゆく必要があります。
率直に中国と話して、アジア人同士の自滅合戦は止めようと合意しておくべきなのです。
日米が絶対戦わないならば、中国の力は自然と英米へ向きます。
そうなれば、日本はどうせ自分から英米支配に絶対に抵抗しないのだから、後は伊藤忠やイオンを使って中国をどんどん大きくしていけばいいのです。
英米は中国との軍拡競争に負けて自滅するだけです。そして中国も又、歴史的に見て安定した単独の政権を長期にわたり維持したことがありません。必ず自然崩壊するでしょう。
そのようにして日本国は生き残ることが出来ます。

橫から失礼いたします。

■ぃまは名無しさんへ
「ななしさんに共感」とのことですが、ななしさんは「中國を利用する」という話をしておられるだけで、中國に対する「好き嫌い」の話はしておられませんよね。
(しかも、この場合の「中國」とは、成立してからまだ66年しか經っていない「中华人民共和国」のことだと思われるのですが・・・。)
また
>中國に覇権が移ると眞っ先に安倍政權は叩かれそうです。私達は痛みに耐えられるでしょうか?
とのことですが、その前に「安倍政權によってもたらされる痛み」について考えてみては如何でしょうか。

最後に、私自身未だ學習中の身ではあれ、日本語を愛する者としては漢字だけではなく、平假名も大切にして頂きたく、切に願います。
(尚、部分的に特殊な字體を使用したので、文字化け等の不具合があったら修正させて頂きます。)

また
■ななしさん
■ぃまは名無しさん
ともに、こちらの記事はお読みになりましたか?

「WJFプロジェクト 対米従属は対中従属へとつながる道」
http://wjf-project.info/blog-entry-908.html

「WJFプロジェクト 親米バカうんこ保守」
http://wjf-project.info/blog-entry-1023.html

「WJFプロジェクト 南スーダンで米中の駒として利用される自衛隊」
http://wjf-project.info/blog-entry-977.html

No title

>中国を勝たせた方が良いのではないか?
>それでアメリカ支配が崩れる様を見せれば、グローバリストの目もさめるだろう。
>まず中国を成長させアメリカを敗北させる。

どんどん人間が住めなくなっている、尋常ではない深刻な大気汚染、土壌汚染、水源汚染、下水油や食品汚染、どう成長させろとな?こちらの記事もお読みください。
『中国が今ひた走っている工業化は持続できない工業化である。』
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20151209T1751380900

>中国を利用してアメリカを敗北させた後、日本を自立させて中国に対抗せしめる。それにより日本の自立が完成する。

そもそも自分の国は自分で守るもの。在日米軍が、駐留を続けるのはなぜか。日本が最高の「兵站(へいたん・戦場で後方に位置して、前線の部隊のために、軍需品・食糧・馬などの供給・補充や、後方連絡線の確保などを任務とする機関。その任務)」基地だからです。アジアの最も東にある地政学的な位置に加え、物資が豊富で整備や修理に必要な高い技術もある。しかも手厚い『思いやり予算』もある。米国はこの最高の兵站基地を維持する。
『日本人が自分たちの手で自分たちのことを決める』というのは、正にその通り。日米両政府は、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の今後5年間の水準を、これまでの5年間よりも実質増額とする方向だ。日本側は、安全保障関連法の成立で自衛隊の役割が増すことなどを理由に減額を求めてきたが、増額を主張するアメリカ側が譲らなかった。日本がお金を与える側なのに、何でお金を貰う側のアメリカの意見が通っているのか?
それに本当に中国に対抗するのであれば、集団的自衛権を行使すべき相手はアメリカではなく、同じく中国に主権の侵害で悩まされている東南アジア諸国です。アメリカは頼りにはならない。こういうことも自分達で決められるようになることも自立です。

>そもそも中国は、自国の軍事力を高めるのにアメリカから警戒されないよう、その方便として反日を掲げてきました。
>自分たちの武力はアメリカに向けたものじゃないわ、と言いながらアメリカを警戒させないようにして来たのです。

中国が軍事力を高めるのにアメリカから警戒されるも何も、そのアメリカが中国への支援をしているではありませんか?最初は中国が南シナ海に進出した時に、アメリカ軍が行動することを当時のアメリカ連邦議会は反対した。中国は、アメリカ企業にとって最大の市場であり、敵ではないというわけです。
中国にハードウエアや技術を提供したり、人民解放軍に対するレーダー装備などの支援も申し出たり、国防総省とCIAは、軍事機材を軍用輸送機で中国に運んでいたり、人民解放軍の戦闘能力を国際レベルにまで底上げするために、先進的な空軍、陸軍、海軍及びミサイルの技術を、中国に売却することを、国防総省に許可していたりなど中国に武器を提供しています。
ニクソン時代からからオバマ政権までCIAで対中国の防衛政策を担当したマイケル・ピルズベリー氏によると、その極秘の軍事援助は、いまだに一部、継続しているとのことです。
そのようにアメリカが極秘で軍事援助した中国が、今や東シナ海に防空識別圏を敷き、南シナ海では次々に人工島を作って自国の領土だと主張している。

>しかし中国の武力は今日、日本を遥かに凌駕したので、もはや中国に反日は不要になっている筈です。

何で武力しか見ていないのですか?それだけで反日を利用しているわけではないでしょう?貧困、格差に、民族問題など国民の様々な国内事情の不満など、中国の責任転嫁は国技みたいなものです。中国はGDP(国内総生産)で見ると、とっくに日本を追い抜いており、アメリカに次いで世界第2位の規模になっている。ところが、このGDPを「一人あたりのGDP」に換算すると、一気に90位に落ちる。人口が多いので、国のGDPが巨大でも一人あたりにすると、途端に貧しさが露呈する。実は中国では、1日1ドル程度の稼ぎしか得られない人たちが約4億人もいる。約4億人と言えば、約13億人と言われている中国の人口の約30%にあたる。
中国はこの絶対貧困者の群れが今もそのまま放置されており、彼らの存在が激しい社会不安の源泉となっている。中国の暴動は年間で数十万件起きていると言われている。
中国の国内世論を反日から反米に傾けて、それでアメリカを敗北させて、アメリカを敗北させた後、日本を自立させて中国に対抗せしめたところで、そこでまた反日に戻るだけ。

半ば愚痴

シナと協調してアメリカを打倒という構図は実現不可能ではないでしょうか。ボーイング機購入とボーイング施設シナ国内建設の取引で米中は合意しました。また人民元は来年に基軸通貨入りとなる事が決定しています、偽札が国内で大量に出回っており信用が得られない通貨にも拘らずです。つまり、アングロサクソン国家はシナをステークホルダーとしてまた一歩前進したのです。それと日米安保を改正して自衛隊が向かった先は南スーダンにおけるシナ軍の警護ですし、大東亜戦後よりアメリカが日本国内サヨクや特亜にカネをばら撒いたのも、東アジアを混沌とさせ連携させないためだったのです。

そもそも北京五輪開催地条件のひとつにある世界大会開催実績の布石として、世界建築大会などがシナで行われてきました。これもアングロサクソン国家による許容がなければ実現されなかったと言えます。またシナは日本からODA供与を受けていながら、東南アジアやアフリカに投資を行っております。そしてシナは米国債保有第1位のポジションを日本と競っており、現状から鑑みてシナはアメリカの蜜月パートナーではあるが日本はそのどちらに対しても引き立て役止まりということです。明快なネットスラングを引用するなら世界のATMです。よって今の日米関係が日中関係に変わったところで相変わらず主権国家としての日本は取り戻せないでしょう。

ニクソンショック以降の円ドル干渉や日米構造協議~年次改革要望書で失われた25年が創造されたこと、NAFTAや米韓FTAが失敗したことを知らなさ過ぎる。歴史を把握していないからTPP・国内インフラ必需産業の民営化や公開株化について右も左もわからない。悲しいですがそれが日本の大衆に見られる現状であり、政府を監視すべきマスメディアも戦後はGHQからの罰を逃れるべくアメリカにすり寄ったり歴史があったり、政府と同じく企業資本に買収されているため役に立ちません。私もできる限り自己防衛精神を喚起するため議論を行ったりしますが、無知層には残念ながら説明しても全体を図式化して理解できるだけの知性も危機感もないのです。ここにいらっしゃる諸兄方とは異なり、1から10まで説明しなければならないため時間もかかり非常に疲れます。

『疑いは知のはじまりである-デカルト』

No title

中国を利用してアメリカを叩くって・・・

アメリカを倒せるような中国に、日本が勝てるわけがないだろ。

日本が中国に利用されて中国に吸収されるのがオチだ。

馬鹿か?

中国内の世論を反日から反米化する必要性

ご返信ありがとうございます。

>自立するには自立するしかない

確かにそうですね。ただ、中国と対立する必要はないと思うのです。
けれども今の中国の姿勢はまずいです。
これから将来にかけて日中間が緊張緩和し、協力を促進する為には、中国国内の反日世論を無くす必要があります。
その方法として、中国内の反日世論を反米化するのが最も簡単です。
そもそも中国は、自国の軍事力を高めるのにアメリカから警戒されないよう、その方便として反日を掲げてきました。
自分たちの武力はアメリカに向けたものじゃないわ、と言いながらアメリカを警戒させないようにして来たのです。
その出汁が反日でした。
しかし中国の武力は今日、日本を遥かに凌駕したので、もはや中国に反日は不要になっている筈です。
ここで、中国の国内世論を反日から反米に傾ければ、日中の協力は加速します。

親米でも親中でもない道

日本人が自分の国のことを自分で決めていく=日本が独立した主権国として振る舞う上で、
中国を倒す必要もなければ、アメリカを倒す必要もない。
中国を好きになる必要もなければ、嫌いになる必要もない。
アメリカを好きになる必要もなければ、嫌いになる必要もない。
中国にアメリカを倒してもらわなければ、日本人が独立できないような発想はおかしいと思います。

>漢字をこよなく愛する私はそれを生んだ国を嫌いにはなれません

漢字の由来を知れば、中国と日本の文化的な隔たりが分かります。
http://virates.com/society/0480387

下の記事も参考になさってください。
http://wjf-project.info/blog-entry-1002.htm

これらの「少数民族」には共通点があります。 それは、自分からは「国家」というものを作りださなかった人々だと言うことです。 このあたりで最初に「国家」を作りだしたのは、後に漢民族と呼ばれるようになった人々で、彼らは揚子江と黄河の流域に暮らしていました。 漢民族によってつくられた国家は、つぎつぎと周辺の人々にも影響をおよぼし、征服されて漢民族に同化されてしまう人々もいれば、自分たちの内部から国家というものをつくって、漢民族国家の衛星国となるケースもありました。日本人の場合は、まさに後者のケースになります。

さて、雲南の「少数民族」の世界を旅行しているうちに、わたしは一つのイメージの虜になってしまいました。 それは大きなドーナツ状の環が太平洋を取り巻いて広がっているイメージです。

もっと正確に言うと、その環は南米大陸の南の突端から出発して、北米大陸を北上し、ベーリング海峡を超えて、東北アジアに連なっていきます。 大陸のほうではアムール川流域のあたりで、その環は一旦途切れて見えなくなってしまいますが、そのかわりサハリン島と北海道を抜けて、日本列島に入り込んで、再び中国の南西部に顔を出すのです。

自分から「国家」というものを作りだそうとしなかった人々の環が太平洋を取り巻いているイメージです。 数千年前までは、この環はもっとはっきりとつながっていたのですが、黄河流域に「漢民族」が国家を作りだしてからは、あたりの光景はどんどん変化していきました。 それでも北アメリカのインディアンや南アメリカのアマゾン流域のインディアンたちは別で、ここには「国家」を作りだす運動はほとんど起こることなく、1492年のヨーロッパの到来という事件を迎えることになったのです。

日本列島に生きてきた人々は、目には見えないこの環太平洋をつなぐ大きな環の中にあって、自分達の文化を作り上げてきました。 私たちの精神の土台は、じつは今もこの見えない環に、深くつながれています。 この環の中にあって、日本列島には「縄文」と呼ばれる新石器文化が形作られることになりました。 じつは、その時形成されたものの考え方や感じ方は、形を変えて現代にまで生き続けています。 とくに縄文文化の痕跡を色濃く残したまま、歴史を刻んできた東の日本では、私たちが少しでも心をそのことに向けさえすれば、この「環」の実在を今でもありありと感じとることができます。


ユーラシア大陸で生まれた「国家を形成する文明」の波は、古代において大陸東側に位置する中国から日本に押し寄せました。

白村江の戦いに敗れた日本は、7世紀に律令制を導入し、中国式の国家を作って、「日本」という国号をもつ国が生まれました。

ユーラシア大陸で生まれた「国家を形成する文明」の波は、大陸の西側では、大航海時代に大西洋を越えてアメリカ大陸へと達し、アメリカ合衆国を初めとするさまざまな植民国家が生まれました。

今おきているグローバリズムという現象は、地球の東回りと西回りで波及していった、ユーラシア大陸で生まれた「国家を形成する文明」の波が、太平洋を越えて一つにつながったということなのだと思います。

こう考えれば、アメリカが嫌いだから中国が好きだとか、親米をやめて親中になろうとか、そういう話ではないことがわかります。アメリカであれ、中国であれ、根にあるものは同じであり、アメリカや中国の根底にあるものは、縄文文明という日本文明の根底から見上げれば、どちらも、日本人にとっては、異質なものなのです。

自分たちの国も含めて、特定の国のことを深く知れば知るほど、簡単に「好きだ、嫌いだ」という好悪の感情で片付けられないことがわかります。

ななしさんに共感

漢字をこよなく愛する私はそれを生んだ国を嫌いにはなれません。老荘思想を生んだ国ですよ。道教、儒教、易経---時代は変われどなかなかどうして侮れない。児の母としてこれだけは断言できます。中国の賢明な母親は「学校で何を教わろうと、聞いただけの話で人を恨んではいけないよ。この世は生きるに価する美しいもので満ちているんだよ!」と。子供がそういう物や人に出会える事を何より切望するのは全世界の母親に共通する思いです。とはいえ中国に覇権が移ると真っ先に安倍政権は叩かれそうです。私達は痛みに耐えられるでしょうか?

自立するには自立するしかない

>まず中国を成長させアメリカを敗北させる。

中国のGDPは、購買力平価ではすでにアメリカを抜き去っています。
アメリカがだめだから中国だとか、
中国がだめだからアメリカだとか、
中国にアメリカを倒してもらおうとか、
アメリカに中国を倒してもらおうとか
よその国に頼ろうとする、このような情けない発想を日本人が正さない限り、
どうにもならないと思います。
日本人が自分たちの手で自分たちのことを決めるのに、
中国やアメリカを倒したり
中国やアメリカと対抗する必要は何もなく、
民主主義が保証された主権国家として
自分たちで自分たちのことを決めればよいだけの簡単な話です。

まず中国に勝たせよ!

日本のグローバリストはアメリカの犬である。
日本語を無くして英語を公用語化しろなどと馬鹿げたことを言っている。
それで良いという日本人も多いようだ。
全く馬鹿げている。
最近思うのだが一度、中国を勝たせた方が良いのではないか?
それでアメリカ支配が崩れる様を見せれば、グローバリストの目もさめるだろう。
まず中国を成長させアメリカを敗北させる。
その視点で見れば伊藤忠やイオンなどがやっている親中戦略は正しい。
まず中国を利用してアメリカを敗北させた後、日本を自立させて中国に対抗せしめる。
それにより日本の自立が完成する。
日本は今のままではアメリカの植民地に過ぎない。
中国を利用してアメリカを一度敗北させ、それを利用して日本を独立させる方が現実的であろう。
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