小説『グローバリズムと神道』

小さな「クニヌシ」たちの勃興のために。
日本人の魂の中に息づく「神話の思考」は、世界を理解する上で、哲学よりも、物語という形式を好んだようです。

日本人は、古くから、抽象的な哲学や思想をあまり発達させなかった代わりに、たくさんの物語を生み出してきました。

『グローバリズムと神道』

これを論文風に書いても、一般の人には、なかなか読んでもらえないかもしれません。

これを、物語に構成しなおしたらどうだろうかと考えます。

まず、物語は、未来小説風に、TPP発効後の日本を描くところからはじまります。

そこで描かれるのは、国や文化や伝統が消え去っていく過酷な現実です。

そこから、神話の時代にタイムスリップし、古代から、中世、近世へと日本が形をなしていったプロセスをたどります。

このブロセスを通して、読者は、あたかも、根の国、底の国に下りて行き、スセリビメの庇護をうけながらスサノオの試練に耐えたオオクニヌシのように、各自の「根底」を深め、アイデンティティーを再認識します。

そして、最後に、読者は、現代の日本に連れ戻されます。

オオクニヌシが、根の国、底の国での試練の後、地上世界にもどり、大いなる「クニヌシ」として国家の建設者となったように、読者は、国づくりに参加する自覚を深めて、小さな「クニヌシ」となって、立ち上がります。

こんな物語が生まれたら、面白いし、世の中のためになるかもしれないと思います。

オオクニヌシの神話が、深い意味をもって現代によみがえるのではないでしょうか。

オオクニヌシの神話とは、兄弟たちの嫉妬を受けたいじめられっこのオオクニヌシが、根の国・底の国における試練によって魂の「根底」を鍛えぬかれ、地上世界にもどって国を建設し、なおかつ、国譲りによって、「神話」と「文明」がふくよかに浸透し合う、日本という類例のない国家の基礎を作ったということです。

オオクニヌシの美徳を備えた、小さな無数の「クニヌシ」たちの勃興が、いまこそ待たれます。
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